...何でも以前は荒尾(あらを)但馬守(たじまのかみ)様の御供押(おともお)しか何かを勤めた事があるさうで...
芥川龍之介 「戯作三昧」
...それでも荒尾先生...
内田魯庵 「犬物語」
...元来(いつたい)荒尾が鍋小路どのを伴(つ)れて来たのは自分の理想の女神を見せびらかすつもりであつたのが...
内田魯庵 「犬物語」
...荒尾先生ほとほと閉口した...
内田魯庵 「犬物語」
...荒尾君の作などは毎(いつ)でも骨灰(こつぱい)に軽蔑(けな)される...
内田魯庵 「犬物語」
...純な苦味生さんと連れ立つて荒尾海岸を散歩する(末光さんも純な青年だつた...
種田山頭火 「行乞記」
...長崎奉行荒尾岩見守は老中阿部伊勢守へ「阿蘭陀活字版蘭書摺立方建白書」といふものを提出した...
徳永直 「光をかかぐる人々」
...その三は安政二年造船海運についての「由緒書」を奉行荒尾岩見守を經て永井玄蕃頭に提出してゐること...
徳永直 「光をかかぐる人々」
...荒尾譲介ほどのものが産み出せないのは脚本そのもののレベルが高田の持つもののレベルと合奏しきれなかった点もあろうと思う...
中里介山 「生前身後の事」
...貫一を、かなり三枚目にして僕、渡辺の富山、サトウの荒尾、お宮を神田、赤樫を三益ってとこだ...
古川緑波 「古川ロッパ昭和日記」
...徳山・三益・清川でAが熱海でBが荒尾との出合...
古川緑波 「古川ロッパ昭和日記」
...サトウの荒尾が場違ひな感じ...
古川緑波 「古川ロッパ昭和日記」
...「金色」サトウの荒尾が汗をかき熱演するほど安っぽく...
古川緑波 「古川ロッパ昭和日記」
...サトウの荒尾が何うにも御難だ...
古川緑波 「古川ロッパ昭和日記」
...)恰も荒尾譲介(配役伊井蓉峰)の再現であるかのやうな意気と熱と感慨に打たれながら...
牧野信一 「なつかしき挿話」
...但し米子は荒尾但馬の食邑なれば...
松浦武四郎 「他計甚※[#「麾」の「毛」に代えて「公の右上の欠けたもの」、第4水準2-94-57](竹島)雜誌」
...荒尾精(あらをせい)君等と国事を謀(はか)つてゐた人である...
森鴎外 「津下四郎左衛門」
...かれは幕府の旗本荒尾久成(あらおひさなり)というものの四男に生れている...
吉川英治 「梅里先生行状記」
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