...荒寥(こうりょう)とひろがり...
ワシントン・アーヴィング Washington Irving 吉田甲子太郎訳 「スリーピー・ホローの伝説」
...荒寥(こうりょう)たる岩頭に立って...
ハンス・クリスチャン・アンデルセン Hans Christian Andersen 矢崎源九郎訳 「絵のない絵本」
...この離宮は岩多きガダラマの荒寥たるなかに...
リットン・ストレチー Lytton Strachey 片岡鉄兵訳 「エリザベスとエセックス」
...此の荒寥たる光景を見て凄愴の感に打たれた...
高浜虚子 「落葉降る下にて」
...彼等の現在は荒寥(こうりょう)であるとも...
徳冨健次郎 「みみずのたはこと」
...一座が荒寥(こうりょう)として...
中里介山 「大菩薩峠」
...荒寥たるその仕事場で...
ジャン・ニコラ・アルチュール・ランボー Jean Nicolas Arthur Rimbaud 中原中也訳 「ランボオ詩集」
...或る荒寥(こうりょう)とした...
萩原朔太郎 「郷愁の詩人 与謝蕪村」
...自然の中で荒寥とした山の中腹で...
萩原朔太郎 「宿命」
...景色の荒寥とした山の上や...
萩原朔太郎 「宿命」
...荒寥たる田舍の小驛なり...
萩原朔太郎 「純情小曲集」
...正に荒寥たる地方に於ける流刑囚の移民の如きものであつた...
萩原朔太郎 「月に吠える」
...わが感情は飢ゑて叫びわが生活は荒寥たる山野に住めり...
萩原朔太郎 「氷島」
...荒寥たる寒村の路傍にあり...
萩原朔太郎 「氷島」
...或は荒寥とした枯木の中を...
萩原朔太郎 「冬の情緒」
...砂礫ばかりの樹木のない荒寥たるべき景色も...
正宗白鳥 「登山趣味」
...アントニウス尊者荒寥地(こうりょうち)に独棲苦行神を驚かすばかりなる間...
南方熊楠 「十二支考」
...かう云ふ荒寥とした沙の世界を目にすると...
與謝野寛・與謝野晶子 「満蒙遊記」
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