...この地域は荒土が多く、農業に向かない...
...荒土にも種まきは必要だ...
...激しい風雨が原因で、荒土が広がった...
...荒土美人もいるというが、その美しさには疑問がある...
...菫(すみれ)と蒲公英(たんぽぽ)が荒土を玉座のようにし...
有島武郎 「フランセスの顔」
...ここら一帯を荒土にしました...
谷譲次 「踊る地平線」
...点在する人家の白壁や荒土の壁には...
田畑修一郎 「医師高間房一氏」
...先ヅ荒土ヲ拓(ひら)イテ種ヲ蒔(ま)キタリ...
中里介山 「大菩薩峠」
...そしてその年の冬には学校の工事場から荒土を一杯車に積み込んで自分の家の庭へ運び...
中谷宇吉郎 「霜柱と白粉の話」
...それがたまたま角捨て場の荒土より生(は)ゆるを捨てた角が根生えしたと誤認したのであろう...
南方熊楠 「十二支考」
...洞然(どうぜん)たる幾つかの箱部屋と荒土の塗籠(ぬりごめ)である...
吉川英治 「私本太平記」
...荒土で塗りたたいた埴生(はにゅう)の小屋みたいな穴口が幾つもあった...
吉川英治 「私本太平記」
...荒土ながら、穀倉(こくそう)のある家が多い...
吉川英治 「新書太閤記」
...粗末な荒土ながら土塀がひろく繞(めぐ)らしてある...
吉川英治 「新書太閤記」
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