...若い沼南が流連荒亡した半面の消息を剔抉(てっけつ)しても毫も沼南の徳を傷つける事はないだろう...
内田魯庵 「三十年前の島田沼南」
...祖先伝来の田畑を荒亡されて...
大鹿卓 「渡良瀬川」
...未だ鉱毒は停止に至らずして河川の荒亡は漸くその害を逞うして...
大鹿卓 「渡良瀬川」
...いかに酒池肉林・流連荒亡の楽しみをなすもただ生活の愉快を感ずるのみ...
徳富蘇峰 「将来の日本」
...この脇坂の中間部屋(ちゅうげんべや)にこれでもう十日ばかり流連荒亡(るれんこうぼう)している...
久生十蘭 「顎十郎捕物帳」
...この松平佐渡守の中間部屋に流連荒亡(りゅうれんこうぼう)している...
久生十蘭 「顎十郎捕物帳」
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