...この選鉱工場の荒れ果てた跡をたずねて...
石原純 「トーマス・エディソン」
...荒れ果てた月世界に...
海野十三 「大宇宙遠征隊」
...底深く荒れ果てた一面の闇を透して遠く海も時化(しけ)ているらしく...
大阪圭吉 「気狂い機関車」
...道路と荒れ果てた昔の住居(すまひ)とを凝視(みつ)めてゐた...
オウ・ヘンリ 三宅幾三郎訳 「水車のある教會」
...煙突なども倒れかゝつたまゝになつて何となく荒れ果てた眺である...
寺田寅彦 「寫生紀行」
...しかしどうしてこの都市がすっかり荒れ果てた死骸(しがい)になってしまったかはだれにもわからない...
寺田寅彦 「ロプ・ノールその他」
...一面に荒れ果てた土地である...
中谷宇吉郎 「アラスカ通信」
...余がとめるかと聞いたとき、年を取った方がはいと云って、若い方がこちらへと案内をするから、ついて行くと、荒れ果てた、広い間(ま)をいくつも通り越して一番奥の、中二階(ちゅうにかい)へ案内をした...
夏目漱石 「草枕」
...あまりにも荒れ果てた様子に...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...「おや?」娘の入ったのは荒れ果てた門の中でした...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...荒れ果てた墓地をまえに無残につぶれている古寺の屋根と...
林不忘 「あの顔」
...荒れ果てた家でどの硝子(ガラス)にも細いテープでつぎたしてあつた...
林芙美子 「浮雲」
...惨めに荒れ果てた寒村を通り過ぎてゆくようなものだ...
ニコライ・ゴーゴリ Nikolai Vasilievitch Gogolj(Николай Васильевич Гоголь) 平井肇訳 「死せる魂」
...荒れ果てた原野となってしまうもの...
藤野古白 藤井英男訳 「人柱築島由来」
...ひよいとそんな荒れ果てた庭園が目に入るので...
堀辰雄 「あひびき」
...荒れ果てた工場に戻つて来た...
牧野信一 「南風譜」
...荒れ果てた法勝寺の床(ゆか)をつくろい...
吉川英治 「親鸞」
...荒れ果てた古驛であつた...
若山牧水 「樹木とその葉」
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