...畑をふみ荒らした...
芥川龍之介 「煙草と悪魔」
...一時牛肉屋になっていたので随分甚(ひど)く荒らしてあった...
高村光雲 「幕末維新懐古談」
...世界中を荒らし廻ることをやめてから...
チェスタートン Chesterton 直木三十五訳 「青玉の十字架」
...父が丹精して置いた畑を荒らして廻(まわ)り...
徳冨健次郎 「みみずのたはこと」
...われわれの乏しい配給品を食い荒らした犯人がまんまと捕らわれたのに...
永井隆 「ロザリオの鎖」
...浅草下谷(したや)を荒らし...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...「畑荒らしの兇状持だと言うじゃないか」「とんでもねえ...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...心持よく滑って少し荒らした古畳の六畳が...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...不思議な事に本郷を真ん中にして扇形(おうぎがた)に拡がっている」「…………」「痣の熊吉は本郷では一軒も荒らしていないだろう...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...性格も血液も荒らして...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...私は与一の食べ荒らしたのまで洗うように食べた...
林芙美子 「清貧の書」
...僕はカフスへはめたナポレオンと同様伯父さんをうんと崇拝したものさこの伯父はピストルだまの先っぽ同様のんきなアメリカで銀行や農場をさんざ荒らしまはったものさ僕は伯父さんの肖像をシルダの影と...
槇村浩 「長詩」
...昔その地を荒らした大蛇の霊がわが舌を取って食い得たら...
南方熊楠 「十二支考」
...又子供達が荒らしに来たものですから...
水上滝太郎 「果樹」
...荒らし果たしていた...
吉川英治 「私本太平記」
...しきりにあっちこっちを荒らしていた...
吉川英治 「神州天馬侠」
...ここの烏も畑荒らしの一族だ...
吉川英治 「新・水滸伝」
...優婆塞(うばそく)の聖壇十六坊の信徒を荒らし...
吉川英治 「親鸞」
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