...まして旧幕時代に掘り荒らした旧坑は落磐や湧水の箇所も多く...
大鹿卓 「渡良瀬川」
...165かく戰陣を荒らし去る勇將を見て*アイネア,ス...
ホーマー Homer 土井晩翠訳 「イーリアス」
...遠近(おちこち)の野をさすらいて遊牧の民は野を荒らし……猟人(さつお)は槍と矢をもちて森より森といかめしく走りゆきしか……悲しさよ...
ドストエーフスキイ 中山省三郎訳 「カラマゾフの兄弟」
...心全体を食い荒らし...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...食い荒らしに来ていやがった...
豊島与志雄 「ひでり狐」
...「そんなこともあったね」しばらく江戸中の神社仏閣を荒らし廻って...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...「ひどく荒らしてありますな」「子供たちが悪戯(いたずら)をするから...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...いくらか荒らしておりますが...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...私は与一の食べ荒らしたのまで洗うように食べた...
林芙美子 「清貧の書」
...この北九州を吹き荒らした...
火野葦平 「花と龍」
...縄張りを荒らしやがってと憤慨(ふんがい)した...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「幽霊島」
...上述のごとく兎は随分農作を荒らしその肉が食えるから...
南方熊楠 「十二支考」
...「日本左衛門が官庫を荒らしたには深い理由がある...
吉川英治 「江戸三国志」
...銀山から京師を荒らしまわる強賊であるという噂が専らであった...
吉川英治 「剣難女難」
...一瞬に吹き荒らして...
吉川英治 「剣難女難」
...大相国寺の菜園を荒らし...
吉川英治 「新・水滸伝」
...土足のまま勝手に踏み荒らしている禅房のうちへ...
吉川英治 「親鸞」
...郷里を荒らし抜いて...
吉川英治 「宮本武蔵」
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