...家出をして茲に足掛八年...
石川啄木 「雲は天才である」
...茲で雨さへ歇むなら...
伊藤左千夫 「水害雜録」
...茲に其初一念を貫きて国用歳出に対するの警戒を加え...
大鹿卓 「渡良瀬川」
...爾後議会ニ於テ大声疾呼其拯救ノ策ヲ求ムル茲ニ十年...
大鹿卓 「渡良瀬川」
...茲に引用せし二つの中...
高木敏雄 「比較神話学」
...於レ茲見二其沼底一...
高木敏雄 「比較神話学」
...人々が茲で方法と呼ぶ処のものは手続きであった...
戸坂潤 「科学方法論」
...学問的方法によって得た結果が深くあり得ることは望ましいことでなければならない(深さを弁護する人々は茲に於て正当である)...
戸坂潤 「科学方法論」
...ヘーゲル弁証法の批判を茲に適用すれば充分だろう...
戸坂潤 「現代哲学講話」
...併し哲学がイデオロギーである限り――そして茲でも亦イデオロギーとしての資格が有効に作用するのを見よ――逆のこの順序は今まで云った一般的な構造と運動形態とではあり得ない...
戸坂潤 「現代哲学講話」
...茲に教材の不足という意味は...
豊島与志雄 「中支生活者」
...此の自動車が今日茲までになるには一技師の單なる道樂では出來ません...
豊田喜一郎 「トヨタ自動車一周年を迎へて」
...私が考へて居る結論だけを茲に述べます...
内藤湖南 「近代支那の文化生活」
...それからして採つたと云ふことを茲に御斷りになつて居る...
内藤湖南 「弘法大師の文藝」
...今茲(ここ)に告白をする...
中原中也 「山羊の歌」
...茲に全く不可解な一事は...
ニコライ・ゴーゴリ Nikolai Vasilievitch Gogoli 平井肇訳 「ディカーニカ近郷夜話 後篇」
...(茲でその見知らぬ男の声に若者はどこか聞き覚えがあるやうに思つた...
ニコライ・ゴーゴリ Nikolai Vasilievitch Gogoli 平井肇訳 「ディカーニカ近郷夜話 前篇」
...所が茲(ここ)に奇(き)な事は...
福澤諭吉 「福翁自伝」
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