例文・使い方一覧でみる「茫漠とした」の意味


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...この茫漠とした捉(つか)みがたい世の中でやはり捉みがたい者としてしか現れない数しれない人達...   この茫漠とした捉みがたい世の中でやはり捉みがたい者としてしか現れない数しれない人達の読み方
田畑修一郎 「医師高間房一氏」

...彼はまさしくその茫漠とした果しないものの中に身体ごと足を踏みこんでゐるのを...   彼はまさしくその茫漠とした果しないものの中に身体ごと足を踏みこんでゐるのをの読み方
田畑修一郎 「医師高間房一氏」

...茫漠とした行手を見てゐたのだらう...   茫漠とした行手を見てゐたのだらうの読み方
田畑修一郎 「医師高間房一氏」

...あまりに茫漠とした...   あまりに茫漠としたの読み方
田山録弥 「墓の上に墓」

...茫漠とした世の中への望みが...   茫漠とした世の中への望みがの読み方
直木三十五 「南国太平記」

...ただ気が合うといっても何だか茫漠としたもので男ならその調子で一杯やろうというかも知れぬ...   ただ気が合うといっても何だか茫漠としたもので男ならその調子で一杯やろうというかも知れぬの読み方
新渡戸稲造 「イエスキリストの友誼」

...「がっかりした……」二人共又押し沈黙って向うの寒い茫漠とした海を見ている...   「がっかりした……」二人共又押し沈黙って向うの寒い茫漠とした海を見ているの読み方
林芙美子 「新版 放浪記」

...人気のない茫漠とした処へ行つてみたくなるのだ...   人気のない茫漠とした処へ行つてみたくなるのだの読み方
林芙美子 「瀑布」

...それは森とも丘とも見わけのつかぬ茫漠とした眺めではあったが...   それは森とも丘とも見わけのつかぬ茫漠とした眺めではあったがの読み方
原民喜 「秋日記」

...茫漠とした観念のやうに横はってゐた...   茫漠とした観念のやうに横はってゐたの読み方
原民喜 「舌」

...茫漠とした巨大な感覚が彼を呑込んでしまはうとするのだつた...   茫漠とした巨大な感覚が彼を呑込んでしまはうとするのだつたの読み方
原民喜 「火の踵」

...それが葵のこころを茫漠とした悲しみのなかへひきいれるのだった...   それが葵のこころを茫漠とした悲しみのなかへひきいれるのだったの読み方
久生十蘭 「金狼」

...茫漠とした空間の中に吹き拂はれてしまつたやうに思はれた...   茫漠とした空間の中に吹き拂はれてしまつたやうに思はれたの読み方
ブロンテイ 十一谷義三郎訳 「ジエィン・エア」

...そんなことは大変茫漠とした謎のやうな気がして...   そんなことは大変茫漠とした謎のやうな気がしての読み方
牧野信一 「渚」

...あとは一瞬時前と同様茫漠とした白い幻がフワフワと漂ふてゐるばかりで...   あとは一瞬時前と同様茫漠とした白い幻がフワフワと漂ふてゐるばかりでの読み方
牧野信一 「妄想患者」

...明るく澄んだ茫漠とした視野の中に私をつつんでいた...   明るく澄んだ茫漠とした視野の中に私をつつんでいたの読み方
山川方夫 「博士の目」

...あの茫漠とした精神の広野を感じる...   あの茫漠とした精神の広野を感じるの読み方
横光利一 「欧洲紀行」

...茫漠とした気宇が横溢してゐる...   茫漠とした気宇が横溢してゐるの読み方
吉野秀雄 「秋艸道人の書について」

「茫漠とした」の書き方・書き順

いろんなフォントで「茫漠とした」


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