例文・使い方一覧でみる「茫々」の意味


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...五茫々たる天命は知り難しと雖も...   五茫々たる天命は知り難しと雖もの読み方
芥川龍之介 「遺書」

...茫々たり、たゞ茫々たり、何物もなし、何物もなし...   茫々たり、たゞ茫々たり、何物もなし、何物もなしの読み方
種田山頭火 「其中日記」

...また英国内閣がかのゴードン将軍をして刀折れ矢尽き茫々(ぼうぼう)たるスーダン熱沙(ねっさ)の大漠(たいばく)に...   また英国内閣がかのゴードン将軍をして刀折れ矢尽き茫々たるスーダン熱沙の大漠にの読み方
徳富蘇峰 「将来の日本」

...左と右は唯もう茫々たる葭葦の何段ともなく生い茂って居て...   左と右は唯もう茫々たる葭葦の何段ともなく生い茂って居ての読み方
徳冨蘆花 「漁師の娘」

...兵馬は茫々然としてその夜は長禅寺へ帰ったけれど...   兵馬は茫々然としてその夜は長禅寺へ帰ったけれどの読み方
中里介山 「大菩薩峠」

...年代茫々(ぼうぼう)たり、暦日茫々たり、高天茫々たり、海洋茫々たり、山岳茫々たる時に、鹿島灘の怒濤(どとう)の土を踏んで、経津主(ふつぬし)、武甕槌(たけみかずち)の両神がこの国に現われた...   年代茫々たり、暦日茫々たり、高天茫々たり、海洋茫々たり、山岳茫々たる時に、鹿島灘の怒濤の土を踏んで、経津主、武甕槌の両神がこの国に現われたの読み方
中里介山 「大菩薩峠」

...然らざれば茫々たる芒である...   然らざれば茫々たる芒であるの読み方
長塚節 「佐渡が島」

...実は書物を読んでも何が書いてあるか茫々(ぼうぼう)として海に対するような感があるから...   実は書物を読んでも何が書いてあるか茫々として海に対するような感があるからの読み方
夏目漱石 「趣味の遺伝」

...他は皆茫々(ぼうぼう)の裡(うち)に通過してしまう...   他は皆茫々の裡に通過してしまうの読み方
夏目漱石 「創作家の態度」

...草茫々(ぼうぼう)とした...   草茫々としたの読み方
長谷川時雨 「柳原※[#「火+華」、第3水準1-87-62]子(白蓮)」

...茫々として霞の中に私は太い手を見た...   茫々として霞の中に私は太い手を見たの読み方
林芙美子 「放浪記(初出)」

...ある知りあいの農家のところまで茫々(ぼうぼう)とした野らを歩いていた...   ある知りあいの農家のところまで茫々とした野らを歩いていたの読み方
原民喜 「美しき死の岸に」

...源内先生は、堤の高みへ上り手庇(てびさし)をして、広い萱原(かやはら)をあちらこちらと眺めながら、「先刻(さっき)、聞いたところでは、もうそろそろ蘇州庵というのが見えねばならぬ筈だが、ただ一面、茫々の萱葦原...   源内先生は、堤の高みへ上り手庇をして、広い萱原をあちらこちらと眺めながら、「先刻、聞いたところでは、もうそろそろ蘇州庵というのが見えねばならぬ筈だが、ただ一面、茫々の萱葦原の読み方
久生十蘭 「平賀源内捕物帳」

...曇り日の古沼のように茫々としている...   曇り日の古沼のように茫々としているの読み方
久生十蘭 「予言」

...けれども草原は茫々(ばう/\)として...   けれども草原は茫々としての読み方
ブロンテイ 十一谷義三郎訳 「ジエィン・エア」

...到底その眼をとむべきよりどころもなき茫々(ぼうぼう)たる地域と世紀とを見極むる力あるならば...   到底その眼をとむべきよりどころもなき茫々たる地域と世紀とを見極むる力あるならばの読み方
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」

...顔には無精鬚が茫々と伸び...   顔には無精鬚が茫々と伸びの読み方
夢野久作 「巡査辞職」

...茫々たる沙漠を見つめております...   茫々たる沙漠を見つめておりますの読み方
夢野久作 「鼻の表現」

「茫々」の読みかた

「茫々」の書き方・書き順

いろんなフォントで「茫々」


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食い気   爆裂火口   浅井氏  

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