...茜色の夕日が美しいです...
...彼女は茜色の髪が特徴的です...
...私の好きな花の一つに茜色のバラがあります...
...茜色のスカーフを巻いている女性がおしゃれですね...
...茜色のグラデーションの壁紙がおしゃれな部屋です...
...群を抜く鋒杉(ほこすぎ)が見えると思うと茜色に梢を染められ...
飯田蛇笏 「茸をたずねる」
...車の輻(や)のような茜色(あかねいろ)の後光を大空いっぱいに美しく反射している...
近松秋江 「うつり香」
...其の絶間(たえま)(たえま)には水銹(みずさび)が茜色(あかねいろ)の水蓋(みずぶた)をして居た...
徳冨健次郎 「みみずのたはこと」
...午後の光線を受けてそれは黝んだ茜色に光っていた...
豊島与志雄 「過渡人」
...黝んだ茜色の鉄の光りと...
豊島与志雄 「過渡人」
...茜色(あかね)に光っている...
中谷宇吉郎 「黒い月の世界」
...そして見る見る周囲が茜色に染って来た...
中谷宇吉郎 「雪後記」
...茜色の水々しい空には微(かす)かに横雲が浮んでいて...
原民喜 「火の唇」
...眼も覚めるような茜色の式服を取出して自慢らしく繰り拡げながら鶴子の方に振り返り...
久生十蘭 「魔都」
...縁だけ茜色(あかねいろ)を帯びた入道雲のむくむくした塊りに覆われている地平線の方を眺めやっていたものだった...
堀辰雄 「風立ちぬ」
...ヤグラ嶽の頂きが僅(わず)かに茜色に光っていた...
牧野信一 「ゼーロン」
...石白く茫々たる磧(かわら)の草も末枯れて茜色に染まり...
室生犀星 「童話」
...芽生えのなかで茜色をしたのや紫ぐんだのや...
室生犀星 「不思議な国の話」
...日は函根(はこね)の山の端(は)に近寄ッて儀式とおり茜色(あかねいろ)の光線を吐き始めると末野はすこしずつ薄樺(うすかば)の隈(くま)を加えて...
山田美妙 「武蔵野」
...石畳に溜った水に映っている空の茜色――久慈は先から喫茶店で母に出す手紙の文句を考えながら...
横光利一 「旅愁」
...西の方の空がぱッと茜色に明るかった...
横光利一 「旅愁」
...お綱は茜色(あかねいろ)に変ってくる雲と山に明日(あした)を思い...
吉川英治 「鳴門秘帖」
...既に早やうす茜色に気色ばんだ木の芽が丸みを見せて萌えかけているのである...
若山牧水 「みなかみ紀行」
便利!手書き漢字入力検索