...茗渓両派の争点たる文部省及び松方伯の根拠たる大蔵省にして...
鳥谷部春汀 「明治人物月旦(抄)」
...余が茗渓の中学を卒業せし頃なるべし...
断膓亭日記巻之四大正九年歳次庚申 「断腸亭日乗」
...そは江戸時代の漢学者が文字(もんじ)の快感よりしてお茶の水を茗渓(めいけい)と呼び新宿(しんじゅく)を甲駅(こうえき)または峡駅(きょうえき)と書したるよりも更に意味なき事たるべし...
永井荷風 「矢立のちび筆」
...茗渓(めいけい)は幽邃(ゆうすい)の地だった...
長谷川時雨 「田沢稲船」
...藤山の車で小石川の茗渓会館へ行く...
古川緑波 「古川ロッパ昭和日記」
...茗渓楼(めいけいろう)は割烹店の最流行せる者...
正岡子規 「四百年後の東京」
...「中秋後一夕、陪茶山先生、歩月茗渓、途値臼田才佐、遂同到礫川、賞咏至夜半」と云ふのである...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...嘗結茗渓社...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...茶山は蘭軒を訪うた帰途「茗渓即事」の二絶を得た...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...茗渓(みょうけい)の底で間道の口は...
吉川英治 「江戸三国志」
...と――茗渓の上の方から...
吉川英治 「江戸三国志」
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