...大半は茅場になっていました...
大鹿卓 「渡良瀬川」
...茅屋ぽつ/\あるのみにて...
大町桂月 「春の郊外」
...茅舎君は嘗ても言つたやうに...
高浜虚子 「川端茅舎句集」
...*私は川端茅舎(かわばたぼうしゃ)の句集に...
高浜虚子 「俳句への道」
...才之助の茅屋の一端に...
太宰治 「清貧譚」
...蘆葦茅草(ろいぼうそう)が枯れ枯れに叢(くさむら)をなしているところ...
中里介山 「大菩薩峠」
...その蘆葦茅草の中がザワついたと見る瞬間...
中里介山 「大菩薩峠」
...ひろい茅原(かやはら)のなかに点綴(てんてつ)するアメリカ村の赤瓦(あかがわら)を眺めながら...
久生十蘭 「キャラコさん」
...くだんの桜の木立にかこまれた茅屋(わらや)へと近づいた...
ニコライ・ゴーゴリ Nikolai Vasilievitch Gogoli 平井肇訳 「ディカーニカ近郷夜話 前篇」
...わが茅屋の裏にささやかな流れがある...
堀辰雄 「近況」
...まだその土手下のあたりには茅葺屋根(かやぶきやね)の家がところどころ残っていたが...
堀辰雄 「幼年時代」
...チバナというのが本来の名ですなわち茅花の意である)の事である...
牧野富太郎 「植物記」
...平生茅堂が画におけるを観るに観察の粗なる嗜好(しこう)の単純なる到底(とうてい)一般素人の域を脱する能はざるが如し...
正岡子規 「墨汁一滴」
...茅茨(ばうじ)の鐘楼あり...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...茅町二丁目に杉田屋てえ頭梁(とうりょう)があった...
山本周五郎 「柳橋物語」
...住居(すまい)の屋根は茅ぶき...
吉川英治 「梅里先生行状記」
...茅葺(かやぶ)きの合掌に...
吉川英治 「宮本武蔵」
...「はっははは、しかし可愛いだろ、こんなのは余興だけど家にゃ素晴らしいのがいるぜ、犬の王者のセントバーナードの仔(こ)もいる、こいつは少し、混(まざ)っているかも知れんが」「なあんだ」村田は、一寸鬱憤(うっぷん)をはらして「今、何処(どこ)にいるんだい……、矢ッ張り前の大森……」「いや越したよ、茅ヶ崎にいる、大森あたりはじゃんじゃん工場が建っちまってね、犬の奴が神経衰弱になるんだ」「おやおや、お犬様――だな」「空気もいいしね……」喜村は、一寸弁解らしくいって「それに、こう冬になってまで眠り病が流行(はや)ってちゃ都会はあぶないよ」「まったく……」「そうだ、丁度今日は土曜日だね、これから一緒に遊びに来ないか、あした一日ゆっくりいい空気を吸って、陽に当って行くといい」「犬の蚤(のみ)がたかりやしないか」「冗談いうな、まさか犬小屋には泊めない」「あたりまえさ」村田も、冗談をいいながらも、久しぶりに気兼ねのない旧友に逢ったのだし、丁度予定のないあした一日を、海岸でゆっくり話すのもわるくはない、と思った...
蘭郁二郎 「睡魔」
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