...長方形の窓の外は茅葺(かやぶ)きの家が一つある風景...
芥川龍之介 「誘惑」
...白茅(ちがや)青萱(あおがや)の足の踏み場もないまでにはびこり放題蓬々(ぼうぼう)とはびこっていた...
橘外男 「逗子物語」
...秣畑を区切ったみたいにしての茅(かや)のような雑草がところどころにある...
田畑修一郎 「石ころ路」
...茅舟(かやぶね)で...
直木三十五 「近藤勇と科学」
...牛乳を賣つてゐる茅葺屋根の家が目につきました...
永井荷風 「畦道」
...いま東大の茅君なんか...
中谷宇吉郎 「画業二十年」
...母は茅野(ちの)氏で...
堀辰雄 「花を持てる女」
...訪我顧茅茨...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...祭祀に用ふる青茅の包みなり...
司馬遷 箭内亙訳註 「國譯史記列傳」
...「茅場町へ帰るのだが」と言ったが...
山本周五郎 「其角と山賊と殿様」
...かわいそうにお父さん蛙は鵙(もず)に捕えられて茅(かや)の刈り株に突き刺されて日干になって死んでいました...
夢野久作 「鵙征伐」
...紅萩、みじかき茅、りんだうの紫の花、猶濡れたれば行かじ...
與謝野晶子 「晶子詩篇全集拾遺」
...長濱さんは私達の友人茅野蕭蕭...
與謝野寛・與謝野晶子 「満蒙遊記」
...茅(かや)など充分に用意されよ...
吉川英治 「三国志」
...中村の茅屋(あばらや)で病死したというのが...
吉川英治 「新書太閤記」
...茅村(ちむら)の局(つぼね)へ向けて...
吉川英治 「新書太閤記」
...茅屋(あばらや)の垣にかけて...
吉川英治 「新・水滸伝」
...静かな茅葺(かやぶき)屋根の家(うち)に...
吉川英治 「鳴門秘帖」
便利!手書き漢字入力検索
この漢字は何でしょう??