...圧潰(おしつぶ)した様に二列(ふたならび)に列んだ茅葺の屋根...
石川啄木 「赤痢」
...大きい茅葺の家(うち)に村役場の表札が出てゐる...
石川啄木 「鳥影」
...橋畔の茅店に休息す...
大町桂月 「南洲留魂祠」
...門外、數十の茅屋、山中に一寒村をなす...
大町桂月 「冬の榛名山」
...八咫烏(やたがらす)一鵜茅草葺不合命(うがやふきあえずのみこと)は...
鈴木三重吉 「古事記物語」
...才之助の茅屋の一端に...
太宰治 「清貧譚」
...一二度粕谷の茅廬にも音ずれた...
徳冨健次郎 「みみずのたはこと」
...友人と別れ、茅野に出、蓼科行きの馬車に乗る...
外村繁 「澪標」
...茅草を布いた坐るところの右に...
直木三十五 「南国太平記」
...茅さんが、北大へ行く前、東北大学で、鉄やニッケルの単結晶をつくり、その磁性の研究で、今日の世界の物性論の先駆をなす仕事をした...
中谷宇吉郎 「娘の結婚」
...も少し上つて茅戸の平(ひら)に出ると後(しり)へに女貌(によほう)...
沼井鐵太郎 「黒岩山を探る」
......
野口雨情 「おさんだいしよさま」
...茅場町の菓子舗伊勢屋の悴で其角同門其友の許へと嫁してゐる...
正岡容 「下谷練塀小路」
...それからちゅうものは日々憂鬱して神(しん)定まらず「浅茅(あさぢ)ふの小野の笹(しの)原忍ぶれど...
南方熊楠 「十二支考」
...津の茅原(かやはら)の父親と...
室生犀星 「姫たちばな」
...茅葺(かやぶき)には様々な美しいのがあるし...
柳宗悦 「野州の石屋根」
...さっき茅町の通りで見たとき...
山本周五郎 「柳橋物語」
...雨の漏る茅屋根(かややね)の下に...
吉川英治 「親鸞」
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