...……ここから門のすぐ向うの茄子畠(なすばたけ)を見ていたら...
泉鏡花 「貝の穴に河童の居る事」
...そう叙した事に由(よ)ってその細君(さいくん)の茄子をもいで居るさまも想像される...
高浜虚子 「俳句への道」
...茄子の出盛りを待ちもっと大きいのをたくさん買いましょうという抜け目のない算用...
太宰治 「新釈諸国噺」
...晩の三度とももぎたての茄子を食べた...
種田山頭火 「行乞記」
...茄子漬瓜漬)今日の行程(麦川から西市まで三里...
種田山頭火 「行乞記」
...これで茄子も胡瓜も十分だ...
種田山頭火 「其中日記」
...私の足もとから千切(ちぎ)れた茄子(なす)の枝をひろいあげると...
徳永直 「こんにゃく売り」
...茄子の皮をむいて銀杏(いちょう)にきり...
中勘助 「島守」
...唐茄子から何が出るか...
長谷川時雨 「チンコッきり」
...またそれより取りしシロップへゼラチンを一合に付き二枚の割合に入れ煮て型に入れて冷せば赤茄子の羊かんとなるなり...
村井弦斎 「食道楽」
...別に生の赤茄子の中位な処...
村井弦斎 「食道楽」
...この茄子(なす)のお料理は何というものです」お登和嬢「それは鍋田楽(なべでんがく)と申すのです...
村井弦斎 「食道楽」
...夏になると茄子や夕顏なども斯うして貯へることがある...
柳田國男 「食料名彙」
...トウブンヅケ大根や茄子(なす)を塩少なく漬けたものを当分漬(出雲方言考)...
柳田國男 「食料名彙」
...一片の田楽焼の茄子にも...
吉川英治 「新書太閤記」
...「……寧子よ、ことしは、いつまで残暑のつづくせいか、まだ茄子の花が、尽きもやらで、たくさんに咲くことよ...
吉川英治 「新書太閤記」
...茄子ではあるまい...
吉川英治 「新書太閤記」
...瓜(うり)や茄子(なす)が...
吉川英治 「新書太閤記」
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