...針のやうな鬚が茂生してゐた...
阿部次郎 「三太郎の日記 第三」
...彼の友人で電気技師を職としている茂生(しげお)というのと一緒に入った時...
海野十三 「電気風呂の怪死事件」
...「どうだい、この電気風呂って奴は、入浴中に人間が死ぬ様なことはないものかね?」すると、茂生は、何か他のことでも考えていたのか、はっとした様な態度で、しかしこう答えたものだ...
海野十三 「電気風呂の怪死事件」
...東京では、山田、茂生...
大杉栄 「獄中消息」
...茂生には浅草の何とかいう家へ...
大杉栄 「獄中消息」
...樹木欝葱として茂生す...
長塚節 「草津行」
...左右開け雜草茂生するの間杜若目に動きて相連なる...
長塚節 「草津行」
...ただ胡麻塩(ごましお)色の口髯(くちひげ)が好い加減な所から乱雑に茂生(もせい)しているので...
夏目漱石 「吾輩は猫である」
...夏冬繁緒、河東茂生、滋岡透、そのほかいろいろ……田舎者の私は、みんな別々の人間のペンネームかと思っていた...
夢野久作 「怪青年モセイ」
...「本名の河東茂生を本当に読んでくれる人は殆どないのです...
夢野久作 「怪青年モセイ」
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