...私はその苺の木の実を毎日食うのだ...
ギィ・ドゥ・モオパッサン Guy de Maupassant 秋田滋訳 「狂人日記」
...あの口笛は誰が吹いていたのだろう?」「赤い苺の実」の歌――それは...
海野十三 「恐怖の口笛」
...あの『赤い苺の実』の口笛が聞えてきました...
海野十三 「恐怖の口笛」
...「赤い苺の実」の旋律(メロディ)を口笛や足調子で恍惚(こうこつ)として追っている手合が充満(じゅうまん)していた...
海野十三 「恐怖の口笛」
...同書(どうしよ)に崔禹錫(さいうせき)が食経(しよくきやう)を引て「(さけ)其子(そのこ)苺(いちご)に似(に)て赤(あか)く光(ひか)り春生(うま)れて年の内に死(し)す故(ゆゑ)にまた年魚(ねんぎよ)と名く」と見えたり...
京山人百樹刪定 「北越雪譜」
...右は一つには苺作(いちごさく)が耕すに易(やす)く比較的利益多きところより権(ごん)も八も植付に急なりし結果当××市郊外のみにて約三千英加(エーカー)といふ苺畑出来候為め産出過多加ふるに今回の経済界の大恐惶に出会ひし事とて実際話しにならず候...
相馬泰三 「新らしき祖先」
...苺(いちご)の葉があたりにちらばっている...
ソーロー Henry David Thoreau 神吉三郎訳 「森の生活――ウォールデン――」
...苺酒(いちござけ)もあるぜ……...
ドストエーフスキイ 中山省三郎訳 「カラマゾフの兄弟」
...それに苺(いちご)か塩漬けの玉菜...
ドストエーフスキイ 中山省三郎訳 「カラマゾフの兄弟」
...二顆の大きな苺を見て...
外村繁 「落日の光景」
...馬肉、羊肉、木苺、菱の實等を喰ひ、馬乳や馬乳酒を嗜む...
中島敦 「狐憑」
...飾窓の銀皿に盛られた真紅な苺が彼をハツとさせた...
原民喜 「氷花」
...木苺(きいちご)がすこしあるばかりで...
久生十蘭 「キャラコさん」
...苺(いちご)の空花(あだばな)か子供の夢のようなもので...
久生十蘭 「だいこん」
...ニューグリルで、ポタージュ、マカロニグラタン、コールビーフ、苺のタルト...
古川緑波 「古川ロッパ昭和日記」
...古賀政男より苺一籠届く...
古川緑波 「古川ロッパ昭和日記」
...飾りもない白壁――クリイムと苺とのように...
トオマス・マン Thomas Mann 実吉捷郎訳 「衣裳戸棚」
...苺とは違って黒なのである...
山之口貘 「楽になったという話」
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