...道のそばで苺(いちご)を摘んでおりました...
ストリンドベルヒ August Strindberg 有島武郎訳 「真夏の夢」
...今迄に私は野生の草苺を三種類見た...
エドワード・シルヴェスター・モース Edward Sylvester Morse 石川欣一訳 「日本その日その日」
...兄さんは鳥の巣や苺のある森の中にルイを連れて行つてもいゝのでした...
アンリイ・ファブル Jean-Henri Fabre 大杉栄、伊藤野枝訳 「科学の不思議」
...レビュウ「赤い苺(いちご)の実」を三ヶ月間も続演しているほどだった...
海野十三 「恐怖の口笛」
...今日は見習かたがた「赤い苺の実」の三場(ば)ばかりへ顔を出して貰いたいということになった...
海野十三 「恐怖の口笛」
...右は一つには苺作(いちごさく)が耕すに易(やす)く比較的利益多きところより権(ごん)も八も植付に急なりし結果当××市郊外のみにて約三千英加(エーカー)といふ苺畑出来候為め産出過多加ふるに今回の経済界の大恐惶に出会ひし事とて実際話しにならず候...
相馬泰三 「新らしき祖先」
...その前の日曜に夫と二人で苺狩(いちごがり)に行たことが光子さんの手紙にありますでしょう...
谷崎潤一郎 「卍(まんじ)」
...(未定稿)(生みの苦しみ)(わたしの)窓へ糸瓜の蔓をみちびく(だん/\畠の)麦刈ればそこには豆が芽ぶいてる(夜の机の)これでも虫であつたか動いてる・風の夜の虫がきて逃げない・風鈴鳴ればたんぽぽ散ればとんぼ通りぬける・触れると死んだまねして虫のいのち・蜘蛛はほしいままに昼月のある空蜂もいそがしい野苺咲いた五月廿三日今日はすばらしい好晴...
種田山頭火 「其中日記」
...木苺がうまかつた...
種田山頭火 「其中日記」
...それに苺(いちご)か塩漬けの玉菜...
ドストエーフスキイ 中山省三郎訳 「カラマゾフの兄弟」
...彼女はその苺(いちご)を私に食べさせ...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...雲が流れて強い日光が照り初めると直ぐに苺が熟した...
永井荷風 「花より雨に」
...白砂糖(しろざとう)を振(ふ)り掛(か)けた苺(いちご)を食(く)つてゐた...
夏目漱石 「それから」
...植物にも栗(くり)もあれば苺(いちご)もあるがごとくである...
新渡戸稲造 「自警録」
...木苺(きいちご)がすこしあるばかりで...
久生十蘭 「キャラコさん」
...野苺(のいちご)を摘むのだって言ってやがるのだぜ...
ニコライ・ゴーゴリ Nikolai Vasilievitch Gogolj(Николай Васильевич Гоголь) 平井肇訳 「死せる魂」
...苺がクリイムと映り合うように...
トオマス・マン Thomas Mann 実吉捷郎訳 「衣裳戸棚」
...棚には葡萄酒やら苺水やらラムネの瓶やら...
三島霜川 「昔の女」
便利!手書き漢字入力検索