...苺(いちご)の木の茂って居る中へ引っ込んだ...
レオニイド・アンドレイエフ Leonid Andrejew 森鴎外訳 「犬」
...輝紅色の草苺(いちご)を見たが...
エドワード・シルヴェスター・モース Edward Sylvester Morse 石川欣一訳 「日本その日その日」
...その苺もやがて紅く熟して来る...
薄田泣菫 「艸木虫魚」
...「それからこっちは、山羊と、苺(いちご)と、牡蠣(かき)で命を繋いで来たんだ...
スティーブンソン Stevenson Robert Louis 佐々木直次郎訳 「宝島」
...余は幸ひ苺作には力を入れ居(を)らざりし為め左程(さほど)にも無之候(これなくさふら)へども...
相馬泰三 「新らしき祖先」
...苺(いちご)...
太宰治 「皮膚と心」
...二顆の大きな苺を見て...
外村繁 「落日の光景」
...ある苺(いちご)車の上から生暖かい風が吹き送ってくる酔わすような匂いに...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...赤い苺がびつしり實(な)つて居る...
長塚節 「壹岐國勝本にて」
...苺(いちご)のみはじめだったのだ...
長谷川時雨 「西洋の唐茄子」
...そしてその代りにその瞬間(しゅんかん)までちっとも目立たないでいた脣(くちびる)だけが苺(いちご)のように鮮(あざや)かに光りながら...
堀辰雄 「美しい村」
...何故『苺園(フレジエール)』といふ名を付けたのですか? と僕達が訊いてみる...
堀口九萬一 「フランソア・コッペ訪問記」
...人によっては草苺(くさいちご)と呼んでいれど...
牧野富太郎 「植物知識」
...苺とは違って黒なのである...
山之口貘 「楽になったという話」
...蛇も食わないよ苺酒(いちござけ)は人間の血肉饅頭(まんじゅう)を割ると...
吉川英治 「新・水滸伝」
...野葡萄(のぶどう)や山苺(いちご)を食べ草の茎(くき)を噛む...
吉川英治 「鳴門秘帖」
...砂の中に落ちた苺(いちご)みたいに血だらけなのだ...
吉川英治 「宮本武蔵」
...つまり染色体の数が多いと同じ苺なら苺でも優れているんです...
蘭郁二郎 「火星の魔術師」
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