...苺や桜桃の流布した今日...
青木正児 「九年母」
...道のそばで苺(いちご)を摘んでおりました...
ストリンドベルヒ August Strindberg 有島武郎訳 「真夏の夢」
...いま流行の『赤い苺の実』の歌だ...
海野十三 「恐怖の口笛」
...そこに掛けてあったレコードというのがなんと赤星ジュリアの吹きこんだ「赤い苺の実」の歌だったという...
海野十三 「恐怖の口笛」
...その歌はいわずと知れた彼女の十八番(おはこ)の「赤い苺の実」の歌だった...
海野十三 「恐怖の口笛」
...苺(いちご)の葉があたりにちらばっている...
ソーロー Henry David Thoreau 神吉三郎訳 「森の生活――ウォールデン――」
...アンダルシアの荒野に実る黒苺(くろいちご)みたいな緑の髪と...
谷譲次 「踊る地平線」
...山苺がデザートだ...
種田山頭火 「行乞記」
...彼女は彼に木苺(きいちご)の汁や菩提樹(ぼだいじゅ)の花の絞り汁を飲ませたり...
アントン・チェーホフ Anton Chekhov 神西清訳 「可愛い女」
...クリームのかかった苺(いちご)が出た...
アントン・チェーホフ Anton Chekhov 神西清訳 「嫁入り支度」
...木苺(きいちご)...
中島敦 「狐憑」
...木苺を採つて食つた...
長塚節 「炭燒のむすめ」
...――立派な髪毛ぢや嚥んでやらうゾ苺みてエなおめへの味をヨ...
ジャン・ニコラ・アルチュール・ランボー Jean Nicolas Arthur Rimbaud 中原中也訳 「ランボオ詩集」
...實は成りぬ草葉かげ小(ささ)やかに赤うして名も知らぬ實は成りぬ大空みれば日は遠しや輝輝たる夏の午(ひる)さがり野路に隱(かく)れて唱ふもの魔よ名を蛇と呼ばれて拗者(すねもの)の呪(のろ)ひ歌(うた)節なれぬ野に生ひて光なき身の運命(さだめ)悲しや世(よ)を逆(さかしま)に感じてはのろはれし夏の日を妖艷の蠱物と接吻(くちづけ)交す蛇苺...
萩原朔太郎 「蛇苺」
...苺(いちご)のジャムパン飛んで来い...
林芙美子 「新版 放浪記」
...話は知らぬ間に『苺園』を抜け出てゐた...
堀口九萬一 「フランソア・コッペ訪問記」
...紅葉した木苺の葉を見つけたり...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...苺(いちご)の所まで辿(たど)りつくと...
ルナール Jules Renard 岸田国士訳 「博物誌」
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