...その一つの星のなかに生えている青じろい苹果(りんご)の木さえ...
宮沢賢治 「烏の北斗七星」
...その一つの星のなかに生えてゐる青じろい苹果(りんご)の木さへ...
宮沢賢治 「烏の北斗七星」
...「何だか苹果の匂がする...
宮沢賢治 「銀河鉄道の夜」
...」向ふの席の燈台看守がいつか黄金と紅でうつくしくいろどられた大きな苹果を落さないやうに両手で膝の上にかゝえてゐました...
宮沢賢治 「銀河鉄道の夜」
...向ふではあの一ばんの姉が小さな妹を自分の胸によりかゝらせて睡らせながら黒い瞳をうっとりと遠くへ投げて何を見るでもなしに考へ込んでゐるのでしたしカムパネルラはまださびしさうにひとり口笛を吹き二番目の女の子はまるで絹で包んだ苹果のやうな顔いろをしてジョバンニの見る方を見てゐるのでした...
宮沢賢治 「銀河鉄道の夜」
...その小さな列車の窓は一列小さく赤く見え、その中にはたくさんの旅人が、苹果を剥いたり、わらつたり、いろいろな風にしてゐると考へますと、ジヨバンニは、もう何とも云へずかなしくなつて、また眼をそらにあげました...
宮沢賢治 「銀河鐵道の夜」
...「ほんたうに苹果の匂ひだよ...
宮沢賢治 「銀河鐵道の夜」
...かういふ苹果はおはじめてでせう...
宮沢賢治 「銀河鐵道の夜」
...燈臺看守の兩手にかかえられた一もりの苹果を...
宮沢賢治 「銀河鐵道の夜」
...それから苹果を見ました...
宮沢賢治 「銀河鐵道の夜」
...みんな何べんもおまへといつしよに苹果をたべたり汽車に乘つたりしたのだ...
宮沢賢治 「銀河鐵道の夜」
...まるで熟(じゅく)した苹果(りんご)のあかしのようにうつくしくかがやいて見えました...
宮沢賢治 「銀河鉄道の夜」
...みんな何べんもおまえといっしょに苹果(りんご)をたべたり汽車に乗(の)ったりしたのだ...
宮沢賢治 「銀河鉄道の夜」
...苹果だってお菓子だってかすが少しもありませんからみんなそのひとそのひとによってちがったわずかのいいかおりになって毛あなからちらけてしまうのです...
宮沢賢治 「銀河鉄道の夜」
...」姉はわらって眼をさましまぶしそうに両手を眼にあててそれから苹果を見ました...
宮沢賢治 「銀河鉄道の夜」
...そしてだんだん十字架は窓の正面になりあの苹果(りんご)の肉のような青じろい環の雲もゆるやかにゆるやかに繞(めぐ)っているのが見えました...
宮沢賢治 「銀河鉄道の夜」
...實に苹果の蒸氣が室いっぱいでした...
宮澤賢治 「氷と後光」
...苹果の蒸氣がいっぱいだったのです...
宮澤賢治 「氷と後光」
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