...苧環(をだまき)...
上田敏 上田敏訳 「牧羊神」
...愛卿はその母親の死骸を白苧村(はくちょそん)に葬ったが...
田中貢太郎 「愛卿伝」
...それほどの大木を苧殻(おがら)を切るようなわけにはゆきません...
中里介山 「大菩薩峠」
...うみ苧なす長き夜すらは...
長塚節 「長塚節歌集 上」
...うみ苧集(三)白帆かぎろひの夕さりくれば...
長塚節 「長塚節歌集 上」
...――上の絲は苧や橙(だい/\)の術(て)でおと讀ませるに決つてゐる...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...右の方にブラ下げたのは苧(お)だよ...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...これを続けて読んで御覧」「苧...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...第三は苧(からむし)の関務である...
原勝郎 「東山時代における一縉紳の生活」
...また天王寺の苧商人からも収得するところあった...
原勝郎 「東山時代における一縉紳の生活」
...苧商人から山門に対する苦情の出たことがある...
原勝郎 「東山時代における一縉紳の生活」
...苧(からむし)殻を焚いておそくまで門(かど)に立ちつくすのかと思うと...
久生十蘭 「生霊」
...よく女が苧やいろんなくだらないものを入れる桶だの...
ニコライ・ゴーゴリ Nikolai Vasilievitch Gogolj(Николай Васильевич Гоголь) 平井肇訳 「死せる魂」
...麦の袋や苧や麻布や...
ニコライ・ゴーゴリ Nikolai Vasilievitch Gogoli 平井肇訳 「ディカーニカ近郷夜話 前篇」
...苧環(をだまき)...
正岡子規 「花枕」
...迎え送りの門火の苧稈(おがら)までが...
柳田国男 「年中行事覚書」
...二人の女兄弟(おんなきょうだい)が苧を績んで着物を織ったが...
柳田国男 「母の手毬歌」
...いろいろ話などをしながらにぎやかに苧を績んだ...
柳田国男 「母の手毬歌」
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