...太い牢格子も苧殻(をがら)のやうに忽ち二つにへし折れてしまふ...
芥川龍之介 「僻見」
...苧環(をだまき)...
上田敏 上田敏訳 「牧羊神」
...紵(を)を苧(を)に作(つく)るは俗(ぞく)也と字書(じしよ)に見えたり...
京山人百樹刪定 「北越雪譜」
...途中にて一人の苧商人(をがせあきびと)に遇(あ)ひ...
京山人百樹刪定 「北越雪譜」
...昨夜(さくや)ちらしおきたる苧幹(をがら)寸断(ずた/\)に折(をれ)てあり...
京山人百樹刪定 「北越雪譜」
...女は苧殻(おがら)のように軽かった...
田中貢太郎 「変災序記」
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長塚節 「長塚節歌集 中」
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長塚節 「長塚節歌集 中」
...右の方にブラ下げたのは苧(を)だよ...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...家へもどって夕闇の門口でしょんぼりと苧殻(おがら)を焚いていると...
久生十蘭 「顎十郎捕物帳」
...細苧の長繩をひきだし...
久生十蘭 「重吉漂流紀聞」
...ありあう苧をほどいて草履をつくり...
久生十蘭 「重吉漂流紀聞」
...細苧の綱で蓑虫のように縛りあげ...
久生十蘭 「重吉漂流紀聞」
...髪の毛は苧(お)のような色か...
ハンス・ランド Hans Land 森鴎外訳 「冬の王」
...苧(お)の糸を績(う)みはじめた...
柳田国男 「母の手毬歌」
...ただ苧績(おう)み宿(やど)の睡気をおい払うためだけではなかったかもしれぬ...
柳田国男 「母の手毬歌」
...まさかマハツブのようならんぼうな苧の績みかたはせぬまでも...
柳田国男 「母の手毬歌」
...そうするとそこの苧姆(おちよぼ)がそれをそれぞれの出先へ届けるのだが...
吉井勇 「逢状」
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