...苧環(をだまき)...
上田敏 上田敏訳 「牧羊神」
...網苧(あしお)の鵙平(もずへい)茶屋にも鉄砲が掛けてあった...
内田魯庵 「八犬伝談余」
...途中にて一人の苧商人(をがせあきびと)に遇(あ)ひ...
京山人百樹刪定 「北越雪譜」
...愛卿はその母親の死骸を白苧村(はくちょそん)に葬ったが...
田中貢太郎 「愛卿伝」
...それほどの大木を苧殻(おがら)を切るようなわけにはゆきません...
中里介山 「大菩薩峠」
......
長塚節 「長塚節歌集 中」
...東京の苧殻(おがら)で迎える事と...
夏目漱石 「虞美人草」
...己(おの)れさえ真直であれば曲がったものは苧殻(おがら)のように向うで折れべきものと心得ていた...
夏目漱石 「野分」
...実は三尺ばかりの苧殻(おがら)...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...これを續けて讀んでご覽」「苧...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...――上の絲は苧や橙(だい/\)の術(て)でおと讀ませるに決つてゐる...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...手を合せて泣いてゐたぜ」「苧(を)と襷(たすき)と髢(かもじ)をブラ下げて...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...手を合せて泣いていたぜ」「苧(お)と襷(たすき)と髢(かもじ)をブラ下げて...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...天王寺の苧商人らは...
原勝郎 「東山時代における一縉紳の生活」
...また阪本の商人ら越後において青苧の盗買をし...
原勝郎 「東山時代における一縉紳の生活」
...苧を績み布を織らぬ女も皆無(かいむ)にちかかった...
柳田国男 「母の手毬歌」
...苧を頸にかけて布機(ぬのはた)のしたくをしたのであった...
柳田国男 「母の手毬歌」
...さながら苧環(おだまき)の旋(めぐ)るように見えた...
吉川英治 「宮本武蔵」
便利!手書き漢字入力検索