...我ひとり冷えたる苦茗(くめい)を啜(すす)つて...
石川啄木 「閑天地」
...苦茗をすゝる前に...
種田山頭火 「其中日記」
...苦茗、といふよりも熱茗をすゝる、まづ最初の一杯を仏前に供へることは決して忘れない、私にも草庵一風の茶味があつてもよからう、しかし、酒から茶への転換はまだ/\むつかしい...
種田山頭火 「其中日記」
...△苦茗をすゝる朝の気持は何ともいへないすが/\しさである...
種田山頭火 「其中日記」
...」二人は郷土のお菓子を摘みながら小さな煎茶茶碗で苦茗を啜りながら語つた...
徳田秋聲 「芭蕉と歯朶」
...苦茗(くめい)をすすり...
久生十蘭 「顎十郎捕物帳」
...稽古にひと汗かいた人々に圍まれて苦茗をすすりながら...
吉川英治 「折々の記」
...共に苦茗(くめい)を啜(すす)り...
吉川英治 「随筆 宮本武蔵」
...しずかに苦茗(くめい)をすすって...
吉川英治 「梅里先生行状記」
...朝の苦茗(くめい)をすすっていた...
吉川英治 「牢獄の花嫁」
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