...あの蝉は苦手なんですよ...
梅崎春生 「桜島」
...色々な種類の放送のうちで自分にいちばん苦手なのは演説講演の類である...
寺田寅彦 「ラジオ雑感」
...江戸には苦手なんだからな...
中里介山 「大菩薩峠」
...自分にとっては全く苦手な女軽業の親方に...
中里介山 「大菩薩峠」
...白雲に対してはどうも苦手なのです...
中里介山 「大菩薩峠」
...今日のこの男にとっては苦手なのです...
中里介山 「大菩薩峠」
...鏡の前で苦手な髯剃(ひげそ)り作業にかゝる...
林芙美子 「浮雲」
...わしには何より娘つ子や新造が苦手なんでしてな...
ニコライ・ゴーゴリ Nikolai Vasilievitch Gogoli 平井肇訳 「ディカーニカ近郷夜話 前篇」
...自信の強い人間にはとても苦手なんです...
平林初之輔 「アパートの殺人」
...これは甚だ苦手なり...
北條民雄 「続癩院記録」
...苦手な大坂弁の長広舌があるだけ...
正岡容 「寄席」
...私はデパートは苦手中の苦手なの...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...紅茶のお盆なんか持ってブラブラしている奴はタタキ殺しちまえって……」「君から船長にそう云い給え」「ドウモ……そいつが苦手なんで」「よし...
夢野久作 「難船小僧」
...俺ぁトテモ苦手なんだ...
夢野久作 「殺人迷路」
...苦手なものであるかという察しもつく...
吉川英治 「上杉謙信」
...この苦手な敵ほど...
吉川英治 「新書太閤記」
...苦手なやつとしているのは...
吉川英治 「新書太閤記」
...苦手なものはねえ)悶々(もんもん)として...
吉川英治 「無宿人国記」
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