...人生には苦患がつきものだ...
...苦患に耐えられる強さを持たなければならない...
...神仏の加護があれば、苦患も乗り越えられる...
...苦患を抱えた人々を助けるために、ボランティア活動を始めた...
...昔話には必ず苦患が乗り越えられるような結末がある...
...本妻と下女(げぢよ)が修羅(しゆら)の苦患(くげん)をたすけんと御出家(ごしゆつけ)がたの金儲(かねまう)けとなりけるとなり...
芥川龍之介 「案頭の書」
...かかる苦患(くげん)におう亡日(もうにち)...
泉鏡花 「海神別荘」
...一切(いつさい)の苦患(くげん)に堪へて...
上田敏 上田敏訳 「海潮音」
...煩悩界(ぼんのうかい)の諸苦患(しよくげん)も...
上田敏 上田敏訳 「海潮音」
...一切の苦患(くげん)に堪へて...
上田敏 上田敏訳 「海潮音」
...この蒼白(あをじろ)い苦患(くげん)に取巻(とりま)かれてゐるわが身(み)は...
マルセル・シュヲブ Marcel Schwob 上田敏訳 「癩病やみの話」
...行末にはもっと怖ろしい苦患が待っておりますのよ...
アントン・チェーホフ Anton Chekhov 神西清訳 「決闘」
...苦患(くげん)を受くる種となる...
中里介山 「大菩薩峠」
...建暦三年四月十六日の條に朝盛出家事郎從等走歸本所、告父祖等、此時乍驚、自閨中述出一通書状、披覽之處、處書載云叛逆之企、於今者定難被默止歟、雖然、順一族、不可奉射主君、又候御方、不可敵于父祖、不如入無爲、免自他苦患云々、義盛聞此事、太忿怒、已雖法體、可追返之由、示付四郎左衞門尉義直、(下略)朝盛の出家に至りては既に公然の事實なれば何人の之を知るとも怪むに足らざれども其遺書の閨中に存せしこと并に其書中記載の事項に至りては遽に和田一門以外の人に洩るべきにはあらず、殊に書載云以下の事項に關しては和田氏未公然擧兵の事あらざる以前にありては、和田氏たる者力を竭して其秘密を保つべきことなるは理の當然なれば、此遺書の發見せられし當日に日記者の耳に達したりとせむ事頗危險なる斷案なり、故に吾妻鏡が此條の記事を以て信憑するに足るものとせば、追記したりとする方安全の推測なるべく、然らざれば、此事項は記者の臆斷にとゞまるに過ぎざるものとなるべし...
原勝郎 「吾妻鏡の性質及其史料としての價値」
...この悲劇の主人公たちはその最後の日まで何んという苦患(くげん)に充ちた一生を送らなければならないのだろう...
堀辰雄 「大和路・信濃路」
...苦患は次の苦患を生みかさね...
吉川英治 「大岡越前」
...ぜひなく悪鬼正成と生れかわった自己の修羅道の苦患(くげん)は今日が第一歩ぞとさえ...
吉川英治 「私本太平記」
...たれかこの苦患(くげん)を救うべき)若い範宴のちかいは...
吉川英治 「親鸞」
...地獄にあえぐ苦患(くげん)の状(さま)を...
吉川英治 「親鸞」
...かくまでの苦患(くげん)に虐(さいな)まるるとは...
吉川英治 「源頼朝」
...お前は苦患をも歓喜をも知らないのだ...
和辻哲郎 「ベエトォフェンの面」
...苦患の色を帯びない歓喜は「生に触れない人」にのみあり得る...
和辻哲郎 「ベエトォフェンの面」
...五生の苦患に対する態度については...
和辻哲郎 「ベエトォフェンの面」
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