...人生には苦患がつきものだ...
...苦患に耐えられる強さを持たなければならない...
...神仏の加護があれば、苦患も乗り越えられる...
...苦患を抱えた人々を助けるために、ボランティア活動を始めた...
...昔話には必ず苦患が乗り越えられるような結末がある...
...一切(いつさい)の苦患(くげん)に堪へて...
上田敏 上田敏訳 「海潮音」
...法悦と苦患のなかで...
リットン・ストレチー Lytton Strachey 片岡鉄兵訳 「エリザベスとエセックス」
...大した苦患(くげん)に遇(あ)ふこともあるめえ...
相馬泰三 「野の哄笑」
...世の中に如何に難題苦患の候ても...
徳富蘇峰 「吉田松陰」
...いずれも釣(つる)しんぼうの苦患(くげん)を今に脱せぬ貌付(かおつき)...
二葉亭四迷 「浮雲」
...だが狂酔と苦患(くげん)とは目を覚ましている...
ホーフマンスタール Hugo von Hofmannsthal 木下杢太郎訳 「チチアンの死」
...それが不思議に苦患(ぐげん)だった...
正岡容 「小説 圓朝」
...今日もかつての私のごとくこのような苦労苦患を重ねた寄席ファンがあるだろうか...
正岡容 「わが寄席青春録」
...重い苦患(くげん)に身悶(みもだ)えて...
與謝野晶子 「晶子詩篇全集」
...彼はゆうべ一夜で八大地獄を彷徨(さすら)うほどな苦患(くげん)をおぼえた...
吉川英治 「剣難女難」
...苦患(くげん)を生きてゆかねばならぬ親こそ...
吉川英治 「私本太平記」
...苦患(くげん)の世は底なしだ...
吉川英治 「私本太平記」
...つい浮世いろいろな苦患(くげん)ばなし...
吉川英治 「私本太平記」
...かくまでの苦患(くげん)に虐(さいな)まるるとは...
吉川英治 「源頼朝」
...一人生が苦患の谷であることを私もまたしみじみと感じる...
和辻哲郎 「ベエトォフェンの面」
...苦患の色を帯びない歓喜は「生に触れない人」にのみあり得る...
和辻哲郎 「ベエトォフェンの面」
...二ショペンハウェルの哲学は苦患の生より生い出る絶妙な歓喜への讃歌であった...
和辻哲郎 「ベエトォフェンの面」
...苦患の最後の一滴まで嘗め尽くす...
和辻哲郎 「ベエトォフェンの面」
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