...スキー大会等で一軍の監督が最も苦心する所である...
石川欣一 「山を思う」
...空中飛行船の発明に苦心する...
石川啄木 「葬列」
...空中飛行船の發明に苦心する...
石川啄木 「葬列」
...諸君は何故(なにゆえ)に最少のエネルギーを取出すことに苦心するかと思われるだろうが...
海野十三 「諜報中継局」
...いかにしてその信頼に酬ゆべきかと常に種々苦心するところである...
相馬愛蔵、相馬黒光 「一商人として」
...余ここにおいて六年間幽囚中の苦心する所を陳じ...
徳富蘇峰 「吉田松陰」
...材の取り難きに苦心する...
中里介山 「大菩薩峠」
...こんなことまで苦心するようになりました...
中里介山 「大菩薩峠」
...しかしそれはこの椽側からは左手になつた老梅が散つてしまつて油蟲の防ぎに苦心する頃でなければならぬ梅の花はまだ散りはじめない(明治三十六年三月)...
長塚節 「我が庭」
...文章に苦心するよりも背景に苦心するよりも趣向に苦心するのが小説家の当然の義務である...
夏目漱石 「写生文」
...ただ一方に苦心するのみにして...
福沢諭吉 「日本男子論」
...「どうしてそんなに苦心するのか...
牧野信一 「西瓜喰ふ人」
...錆びついた壁のひゞわれにしみこんでは百人の少年たちの海燕のような心臓をひんまげては急かし立てる校舎で猫背になり僕は室の中で真直ぐに立とうとするねずみもちのような時代を過したのだ止めよう! 石膏のぼろ/\落ちた美術室の飾棚の上で首の落ちた少年像をまたまさぐるなんて!カラーの折り込みに苦心する級友の間で...
槇村浩 「青春」
...隠れていることの知れないようにとずいぶん苦心する様子です...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...囁きながら自分でも苦心するらしく...
室生犀星 「懸巣」
...その引きよせんとする人その愛せられんと思う人々にその生活のあらゆる裏面をばかくさんと苦心するなれ...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...そうして貴方がいかに苦心するとも民衆への器を作る場合ほど...
柳宗悦 「工藝の道」
...容易に国家結合の基礎を固めることができて揚足(あげあし)を取られやすい下手な説法などに苦心するの必要もなく...
柳田國男 「地名の研究」
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