...苦もなく岸へひきよせて...
芥川龍之介 「きりしとほろ上人伝」
...苦もなく厩(うまや)の戸を蹴破(けやぶ)って...
芥川龍之介 「偸盗」
...「はあ」葉子はなんの苦もなく親しみの限りをこめた返事をした...
有島武郎 「或る女」
...かぎのかかっている引きだしは、れいの万能かぎで、苦もなく開いて、のこらず中のものをしらべましたが、暗号文らしいものは、どこにも見あたりませんでした...
江戸川乱歩 「大金塊」
...何の苦もなくその場所を見つけ...
スティーブンソン Stevenson Robert Louis 佐々木直次郎訳 「宝島」
...それと同じようにみじかい衝動的動作で部屋のかべを苦もなくのぼることができた...
ソーロー Henry David Thoreau 神吉三郎訳 「森の生活――ウォールデン――」
...苦もなく捻(ね)じ伏せた...
太宰治 「新釈諸国噺」
...なんの苦もなく障子を開いて座敷へ入った姿を見れば...
中里介山 「大菩薩峠」
...船頭は苦もなく水垢(あか)の中に仰(の)け反(ぞ)ります...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...小布(こぎれ)を縫って拵(こしら)えた赤い紐は何の苦もなく...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...訴訟などは苦もなく無視できたであろうに...
フランツ・カフカ Franz Kafka 原田義人訳 「審判」
...憎いほどおつなことを何の苦もなく言ったりした市馬...
正岡容 「随筆 寄席囃子」
...その骨をオエン等大学者が検して何の苦もなく一判りにセラケ・マキシマなる大鮫と知った(同図ロ)...
南方熊楠 「十二支考」
...苦もなく蚊帳の裾から忍びこんで...
吉川英治 「剣難女難」
...ぶちこわされた家屋の下にあった火気が忽ちいぶり出して苦もなく次々の板屋建てを焼いていった...
吉川英治 「新書太閤記」
...当然、それと共に、音に聞く猛将の陣刀が、さつ然と、反撥を見せるものとばかり思っていたところ、伝八郎の槍は、そのまま、何の苦もなく、相手のわき腹へ深く通ったので、「あッ」と、刺された勝入よりは、かえって、伝八郎の方が、力を余して、前へよろけた...
吉川英治 「新書太閤記」
...すると小舟は苦もなくひッくりかえってしまった...
吉川英治 「新・水滸伝」
...じたばたする手を苦もなく逆に捻(ね)じ上げてしまう...
吉川英治 「宮本武蔵」
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