...今は少しも苦にならない...
芥川龍之介 「戯作三昧」
...一向我々には苦にならない...
芥川龍之介 「上海游記」
...尤もこれは格別苦にならない...
アナトール・フランス Anatole France 芥川龍之介訳 「バルタザアル」
...私の好きな山道だからちつとも苦にならない...
種田山頭火 「行乞記」
...今夜は夜の長いのも苦にならない...
種田山頭火 「四国遍路日記」
...一般の人にはこの中断がそれほど苦にならないと見えて...
寺田寅彦 「蓄音機」
...人のいやがる蚊も自分にはあまり苦にならない...
寺田寅彦 「備忘録」
...だんだん苦にならないようになる...
永井荷風 「※[#「さんずい+(壥−土へん−厂)」、第3水準1-87-25]東綺譚」
...苦にならない荷物だが...
中里介山 「大菩薩峠」
...はたで見るより苦にならないものと割引をしても...
中里介山 「大菩薩峠」
...今までの山越しと比べては苦にならない...
中里介山 「大菩薩峠」
...まるで暑さが苦にならないほど落ちついていた...
夏目漱石 「行人」
...この間の女の事を尋ねるのが敬太郎に取って少しも苦にならないような気がし出した...
夏目漱石 「彼岸過迄」
...汚ない狭いは苦にならないから...
夏目漱石 「倫敦消息」
...雪はいつかう苦にならない...
堀辰雄 「辛夷の花」
...淋しいのは少しも苦にならないけれど...
正岡子規 「墓」
...本当に何だか苦にならないわけが氷解いたしました...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...さほどには苦にならない...
若山牧水 「樹木とその葉」
便利!手書き漢字入力検索