...これが幾年前の若菜集の詩人だらうかと思はれる程でした...
薄田泣菫 「詩集の後に」
......
内藤鳴雪 「鳴雪句集」
...若菜が後ろへ引っくり返ったんで気が付いた相だ」「フム...
野村胡堂 「音波の殺人」
...それから若菜の先の主人――音響学者の長島長太郎博士へ人をやったら...
野村胡堂 「音波の殺人」
...若菜のアミであり...
野村胡堂 「音波の殺人」
...何時(いつ)の間にやら若菜を面白がらせる術を体得し...
野村胡堂 「音波の殺人」
...――奥さん――若菜さんが殺されましたよ」「何?」「私はそれをお知らせに来たのです」千種十次郎は到頭言う可(べ)きことを言って了(しま)いました...
野村胡堂 「音波の殺人」
...岡崎と鳥子の言い分代官山の若菜の家には...
野村胡堂 「音波の殺人」
...若菜殺しを博士と覚った様子で...
野村胡堂 「音波の殺人」
...「だから俺は新聞記者を止そうと言ったのさ、博士が犯人だという事が判ると、何んでも彼(か)んでも白状させて、新聞の特種にのせ度かったんだ、――博士は生きて居る気は無かったかも知れないが、死期を早めたのは確かに俺のせいだよ、それに殺人音波は嘘だが、あの大管弦楽団の代用する機械は素晴らしいものだったに相違ない、それを灰にしてしまったのは惜しいことだ」「――――」「今から考えて見ると、博士よりも悪いのは、若菜と、若菜をめぐる不良共さ」「――――」千種十次郎の打ち萎(しお)れた顔を見ると、早坂勇もツイ考え込んでしまいました...
野村胡堂 「音波の殺人」
...その「若菜集」の出發から...
萩原朔太郎 「永遠の詩人」
...本町二丁目の新居から手打ちの会所である通油町新道の旗亭若菜屋へ出かけて行った...
林不忘 「仇討たれ戯作」
...源氏物語の一番上(のぼ)りつめたところがその「若菜」で...
堀辰雄 「若菜の卷など」
...「若菜」に於ける光源氏の苦惱はさういふ悲壯なる人物の最も苦しい晩年を描いたものとして立派なものだつたのではないでせうか...
堀辰雄 「若菜の卷など」
...その配流の原因となつた若き日のもののまぎれが遂に結末に近い「若菜」の卷にいたつていつか大きなものとなつて彼を苦しめ出すのです……)そして甚だわれわれを悲しませることは...
堀辰雄 「若菜の卷など」
...若菜摘める少女ら...
宮崎湖処子 「空屋」
...左大将の夫人から若菜(わかな)の賀をささげたいという申し出があった...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...朽葉の下から蕗(ふき)や若菜がわずかに萌(も)え出ていた...
吉川英治 「親鸞」
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