...無官の太夫なら敦盛(あつもり)という美しい平家の若武者で...
長谷川時雨 「朝散太夫の末裔」
...中にも土佐の若武者などは長い朱鞘(しゅざや)の大小を挟(さ)して...
福澤諭吉 「福翁自伝」
...爾(そ)うかと思うとその若武者が紅(あか)い女の着物を着て居る...
福澤諭吉 「福翁自伝」
...如何(いか)に血腥(ちなまぐさ)い若武者が何と云(い)おうとも...
福澤諭吉 「福翁自伝」
...爰(ここ)にグヅ/\して居ると例の若武者が屹(きっ)と遣(やっ)て来るに違いない...
福澤諭吉 「福翁自伝」
...その頃の若武者小勝が...
正岡容 「随筆 寄席囃子」
...日本の昔から袴の股立ちを高くとった若武者の旅姿で私たちには印象づけられているのだから...
宮本百合子 「女の行進」
...血気壮な若武者達が...
森鴎外 「鴎外漁史とは誰ぞ」
...若武者の悲しき初陣!戦いのための残酷なる稽古!(ウェルギリウス)(c)わたしは剣術がその目的とするところになかなか役に立つことをよく知っている(ティトゥス・リウィウスが伝えるところによると...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...「幾度、水の手の樋(とい)を断ち切りましても、いつの間にか、城内へ水の通っている容子なので、それがしの手勢を伏せておきますと、夜ごと、この若武者が、決死の一隊をひきつれて、搦手(からめて)から裏山へ攀(よ)じ、貯水池の樋をかけ直し、水路をひいて城内へ走りこむのを見届けました...
吉川英治 「剣の四君子」
...不意に名乗りかけられて若武者はひどく驚愕した...
吉川英治 「三国志」
...白い戦袍(ひたたれ)へ銀の甲鎧(よろい)を扮装(いでた)ったすがすがしい若武者が立っていて...
吉川英治 「三国志」
...劉封などの若武者は...
吉川英治 「三国志」
...さしまねいている若武者がある...
吉川英治 「三国志」
...「聞くならく呉の孫桓(そんかん)もまだ青眉(せいび)の若武者だそうです...
吉川英治 「三国志」
...看護にあたっている弟の森仙千代――十六歳の若武者に...
吉川英治 「新書太閤記」
...子息や孫の若武者輩(ばら)は...
吉川英治 「源頼朝」
...元気に富む若武者ばかりでは...
吉川英治 「源頼朝」
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