...と若武者だけに逸(はや)ってかかると...
泉鏡花 「婦系図」
...立居振舞い神妙の天晴(あっぱ)れ父の名を恥かしめぬ秀才の若武者...
太宰治 「新釈諸国噺」
...如何(いか)に血腥(ちなまぐさ)い若武者が何と云(い)おうとも...
福澤諭吉 「福翁自伝」
...先方の若武者共に分(わかっ)たか...
福澤諭吉 「福翁自伝」
...その時チラリと僕の眼に写つた蘭丸の顔が如何にも美しく勇ましくまるで芝居にでも出て来る強い若武者を目の当りに見るやうに感じられた...
牧野信一 「蘭丸の絵」
...日本の昔から袴の股立ちを高くとった若武者の旅姿で私たちには印象づけられているのだから...
宮本百合子 「女の行進」
...その娘に向って繰り返し若武者の夢を云い含めるのであった...
山本周五郎 「似而非物語」
...由緒(よし)ある若武者か...
吉川英治 「篝火の女」
...ましてその相手の若武者も...
吉川英治 「黒田如水」
...「黄祖を擒(と)れ」「生擒(いけど)りにせよ」若武者孫策は...
吉川英治 「三国志」
...曹休(そうきゅう)字(あざな)は文烈(ぶんれつ)という若武者...
吉川英治 「三国志」
...年はまだ二十にも満たぬ紅顔の若武者である...
吉川英治 「三国志」
...引きつれている若武者ばらをかえりみて「赤坂は敵にわたしたが...
吉川英治 「私本太平記」
...その若武者に頤(あご)で使われて...
吉川英治 「新書太閤記」
...もう駈け出している若武者が見える...
吉川英治 「新書太閤記」
...「…………」頭殿にはこんどの合戦に伴った若武者の...
吉川英治 「源頼朝」
...子息や孫の若武者輩(ばら)は...
吉川英治 「源頼朝」
...元気に富む若武者ばかりでは...
吉川英治 「源頼朝」
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