...若君としての義務を果たすべく、身を粉にして働いた...
...若君は未だ幼いが、頼もしい存在である...
...若君としては適格ではないため、その地位は簒奪された...
...若君は敵に捕らわれ、身代金を求められていた...
...若君の領地には美しい景色や伝説が多く残っている...
...若君を脅かすらしく...
直木三十五 「南国太平記」
...「若君の御病間の床下にござりました...
直木三十五 「南国太平記」
...その上、いろは四十八文字が、滿足にしやべれねえ人間だから、神樂坂小町のお糸坊の氣に入るか入らないか、考へて見て下さいよ、親分」「俺に訊いたつてわかるものか」「あつしは其處を見たわけぢやないが、若君彌八郎、お糸の顏を横から縱から、一日眺め暮らして、涎ばかり流して居たから、柳橋へ歸る迄に、阿伽桶(あかをけ)で涎を三度も掻い出した」「嘘を吐(つ)きやがれ」「屋敷へ歸ると、お定まりの戀の病、彌八郎、枕もあがらない騷ぎだ...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...このことがあるために若君を懊悩(おうのう)させた...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...琴の音すらも若君に聞かせまいとする内大臣の態度を...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...こんなことを若君は思ったが...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...宮の若君を院のお心だけでは衛門督の形見と見ておいでになるのであるが...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...院は若君をながめておいでになるのであった...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...何であるともわからぬままで若君は近づいて行き...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...若君を御自身の膝(ひざ)へお抱き取りになって...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...こちらの御殿のほうでも院が宮の若君と二の宮がいっしょに遊んでおいでになるのをかわいく思ってながめておいでになるのであった...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...若君が這(は)い出して御簾(みす)の端からのぞいているのに宮はお気づきになって...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...若君も寝ていたのでお寂しかろうと思い...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...これを若君に差し上げます...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...「すでに若君が御家督あそばされ...
山本周五郎 「樅ノ木は残った」
...そのわきに、頭を下げたのは木隠龍太郎(こがくれりゅうたろう)で、加賀見忍剣(かがみにんけん)は、ひッかかえてきた斧(おの)大九郎をそこへほうりだして、「若君、いざ、おしらべなさいませ」と、少しさがったところで、れいの鉄杖(てつじょう)を、持ちなおしている...
吉川英治 「神州天馬侠」
...若君が刑場(けいじょう)へひかれるのは...
吉川英治 「神州天馬侠」
...若君(わかぎみ)とただふたりだけでお目にかかりたいと申しますが」という腑(ふ)に落ちないことばである...
吉川英治 「神州天馬侠」
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