...若君としての義務を果たすべく、身を粉にして働いた...
...若君は未だ幼いが、頼もしい存在である...
...若君としては適格ではないため、その地位は簒奪された...
...若君は敵に捕らわれ、身代金を求められていた...
...若君の領地には美しい景色や伝説が多く残っている...
...」吉助「べれんの国の御若君(おんわかぎみ)...
芥川龍之介 「じゅりあの・吉助」
...若君一人儲かったのだけれど...
江見水蔭 「備前天一坊」
...前将軍左金吾禅室さまの三男若君...
太宰治 「右大臣実朝」
...若君秀頼の誕生は同年八月三日であった...
谷崎潤一郎 「聞書抄」
...かわいい顔をした若君がふざけながら走って来た...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...その中でも若君のほうをお愛しになる心が強かったのか...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...自身のことでこんな騒ぎのあることも知らずに源氏の若君が来た...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...若君は衣服の褄先(つまさき)を引いて音をさせてみた...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...ぜひ持ってやらせたそうである若君が気の毒で...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...「殿様の若君がぜひっておっしゃるものだから」と答えるのを聞くと...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...若君を愛して優しく世話をした...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...廃人の年寄りのようなことを言う」「年寄りではありませんが廃人の無力が自分に感じられる」若君は独言(ひとりごと)を言って涙ぐんでいた...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...若君はこんなに苦しい道を進まないでも自分の才分を発揮させる道はあるであろうがと恨めしく思った...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...若君が這(は)い出して御簾(みす)の端からのぞいているのに宮はお気づきになって...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...若君さま」と、これを立てて、不知哉丸には意識的に差別をする...
吉川英治 「私本太平記」
...「はッ」とりいそいで、幕(まく)のなかへ姿をいれた小幡民部(こばたみんぶ)は、ふたたびそこへ立ちもどってきて、「よろこばれよご両所(りょうしょ)、にわかに若君が、八風斎に会ってやろうとおおせだされた...
吉川英治 「神州天馬侠」
...「若君(わかぎみ)はもうお忘れでございましょうが...
吉川英治 「神州天馬侠」
...まして歴乎(れっき)たる若君がおありになるのに...
吉川英治 「新書太閤記」
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