...女をたらすより外には何等の能もなささうな羽左衛門の若侍が...
芥川龍之介 「あの頃の自分の事」
...四人目には家中の若侍に...
芥川龍之介 「或敵打の話」
...それから若侍に化(ば)けた狐は(父は未(いま)だこの若侍を狐だつたと信じてゐる...
芥川龍之介 「本所両国」
...若侍が切りあいをはじめておりまして!」「なに? 若い女あいてに...
橘外男 「亡霊怪猫屋敷」
...先にお玉を座敷へ上げようとして席のテレかかったのを不思議に思った若侍たちは...
中里介山 「大菩薩峠」
...切って出ようとした向う見ずの若侍共でした...
野村胡堂 「礫心中」
...進藤が、他の若侍に、T「聞かれたか仲蔵の定九郎?」と問えば、若侍の一人が「ウン兼々承知致す」T「変っとるそうな」進藤会心の笑い「貴公等未だ御存知ない...
山中貞雄 「中村仲蔵」
...(F・O)翌る朝――=(F・I)お光の茶店進藤甚助と昨日の若侍とが休息して居る...
山中貞雄 「中村仲蔵」
...招待者は野村吉太郎ら五名の若侍で...
山本周五郎 「思い違い物語」
...給仕に坐ろうとする若侍の一人をしいてさがらせ...
山本周五郎 「日本婦道記」
...老人はまた若侍のようすを見た...
山本周五郎 「橋の下」
...三人の若侍たちはすぐには答えなかった...
山本周五郎 「樅ノ木は残った」
...矢崎という若侍は頷(うなず)いて...
山本周五郎 「樅ノ木は残った」
...その若侍は髭のほうを見...
山本周五郎 「樅ノ木は残った」
...さらば……さらば……」平馬は振切るようにして若侍と別れた...
夢野久作 「斬られたさに」
...ただワアワアとさわいでいる若侍(わかざむらい)たちを睥睨(へいげい)しながら...
吉川英治 「神州天馬侠」
...一箇の若侍といったふうだから...
吉川英治 「宮本武蔵」
...「立て札に書かれてあるのでござる」若侍のひとりがいうと...
吉川英治 「宮本武蔵」
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