...日本橋辺のある出版書肆(しょし)の若主人で...
芥川龍之介 「妖婆」
...働盛りの若主人が...
石川啄木 「刑余の叔父」
...花にも興味をもたない若主人と...
徳田秋声 「あらくれ」
...いちずにこの若主人を守り通そうという心が...
中里介山 「大菩薩峠」
...また来ましたね」と木之助を見て若主人はいった...
新美南吉 「最後の胡弓弾き」
...旧家の若主人で、広い屋敷と、恐ろしい貧乏と、それに不相応なつまらない格式とを荷厄介にして居る青年の一人ですが、五分もすかさぬ行届いた身だしなみと、磨き抜いたような滑らかな顔に、どっか女のような陰柔な感じがあります...
野村胡堂 「悪魔の顔」
...この無生物の恋に溺れ切った若主人は...
野村胡堂 「新奇談クラブ」
...若主人の祐吉でした...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...若主人の間者(かんじゃ)をつとめているのがありますぜ」「誰だ...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...弥惣をいちばん邪魔にしていそうな若主人の藤吉は...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...懷中煙草入は若主人藤吉の自慢の品だつたのです...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...昨夜のこの始末を誰が一番先に見付けたんだ」「お隣の伊勢屋の若主人...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...若主人も御内儀も...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...「嘉造さんに一寸どうぞ」と印刷所の若主人を呼び出した...
「一本の花」
...変にパキパキした山岸の若主人の口の先に丸められて居た...
宮本百合子 「栄蔵の死」
...あの小意志((ママ))の悪い若主人が机を前にひかえて...
宮本百合子 「栄蔵の死」
...若主人が袴を持ったまま惘然と考えこむのを見て...
山本周五郎 「日本婦道記」
...宿の若主人かと思う人も見え...
吉川英治 「随筆 新平家」
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