...若い衆は代り代り病気をする...
伊藤左千夫 「水害雑録」
...若い衆(しゅ)に声かけながら降りた...
徳田秋声 「新世帯」
...若い衆の背を押して...
直木三十五 「南国太平記」
...怒鳴っている寄席の若い衆が「いらっしゃいっ」と...
直木三十五 「南国太平記」
...ダンジリは上方式、手古舞と金棒曳きは江戸前、若い衆は揃い、見物と弥次とは思い思い...
中里介山 「大菩薩峠」
...うちの印のついた合羽(かっぱ)を着て行くといい」こう言っておかみさんが若い衆――とは言うけれど...
中里介山 「大菩薩峠」
...丁度法事の時なものですから若い衆が三四十人で取卷いてとう/\魚扠(やす)で突つ殺してしまひました...
長塚節 「才丸行き」
...お白粉をべた/\となすつておふくが妹の羽織を借りて行つた所が途中で土掘りをして居た若い衆が借着をして來たといつては笑つて踊つたり跳ねたりしたことがあつたといふのをおせいが考へ出しては堪らなくなつて笑ふのである...
長塚節 「十日間」
...こんげなヨボヨボが相手になれるもんですかな」若い衆が順次に敗退して...
中村地平 「南方郵信」
...駕籠を擔いで來た若い衆の草鞋(わらぢ)を御覽...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...岩見重太郎の申し子見たいな若い衆も...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...吾妻屋の若い衆でした...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...若い衆であったお店(たな)の人甚兵衛さんが思いついて夫婦になり...
長谷川時雨 「鬼眼鏡と鉄屑ぶとり」
...若い衆(し)を十人くらいは置けるくらいの...
火野葦平 「花と龍」
...若い衆(し)も殺した」金五郎は...
火野葦平 「花と龍」
...やたらに連発する若い衆たちの間へ割りこんで揉まれる面白さは...
ニコライ・ゴーゴリ Nikolai Vasilievitch Gogoli 平井肇訳 「ディカーニカ近郷夜話 後篇」
...若い衆がいつも言いかぶされてしまうあたりまたじつに愉しく...
正岡容 「随筆 寄席囃子」
...若い衆セルゲイの赤シャツがおりてくる...
神西清訳 「ムツェンスク郡のマクベス夫人」
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