...若い衆といつても...
関根金次郎 「手数将棋」
...どこの若い衆が夜遊び帰りにこんに引っ込まれたとか...
中里介山 「百姓弥之助の話」
...仙右衞門の女房が或晩風呂を貰ひに行くと若い衆がそこらに出沒して居るのを見た...
長塚節 「芋掘り」
...若い衆はみんな自分の女を見つけると彼を棄ててそこらの藪や林へこそこそと隠れて畢う...
長塚節 「太十と其犬」
...今の青年会と昔の若い衆とかくに若い者といえば...
新渡戸稲造 「自警録」
...それも訊いて置き度い」「まだあるんですか」「三人の若い衆のうち...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...中でも熱をあげたのは、横井、打越兩人の外に、近所の若い衆、若侍、數限りもありませんが、その中で、お玉を女臭いとも思はないのは、下男の爲吉といふ慾の深い中老人だけ...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...「若い衆」平次は木戸番の種吉の後ろから聲を掛けました...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...出入りの若い衆に頼んで...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...一本道の明治湯の方へしっかり気を配りながら坊主頭の若い衆を待ち受けた...
牧逸馬 「助五郎余罪」
...若い衆をまず芝居がかりで脅かし...
正岡容 「随筆 寄席囃子」
...若い衆とのやりとりでいっぺん表へ出て行ってしまい...
正岡容 「随筆 寄席囃子」
...一機が一機を追うように「盛にやっている」(これは角の果物やの若い衆の表現...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...横町の師匠の所へ友達が清元の稽古(けいこ)に往くのを憤慨している若い衆もある...
森鴎外 「余興」
...やはり石地蔵は若い衆にかつがれて...
柳田國男 「日本の伝説」
...わしは目明の良助じゃ」蔵元屋の夫婦と若い衆は...
夢野久作 「狂歌師赤猪口兵衛」
...その若い衆が炊付けを釜へ詰めたのがあの晩の九ツ半...
夢野久作 「狂歌師赤猪口兵衛」
...わしんとこの若い衆をぶン撲(なぐ)って血ヘドを吐かせた」という騒ぎ...
吉川英治 「新・水滸伝」
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