...若い衆の不思議というたら...
有島武郎 「星座」
...若い衆は舳(へさき)に待ってて...
泉鏡花 「歌行燈」
...若い衆は代り/\病氣をする...
伊藤左千夫 「水害雜録」
...行き馴れし近処の床屋(とこや)に行きしに僕より五ツ六ツ年上の若い衆...
永井荷風 「桑中喜語」
...木更津方面の若い衆が...
中里介山 「大菩薩峠」
...それを若い衆がエンヤラヤと引いて...
中里介山 「大菩薩峠」
...うちの印のついた合羽(かっぱ)を着て行くといい」こう言っておかみさんが若い衆――とは言うけれど...
中里介山 「大菩薩峠」
...何時の間に誰が教唆したか所謂小若い衆と稱する兼次等の仲間が其家に惡戲をはじめた...
長塚節 「芋掘り」
...そのくせ何處か小意氣なところのある若い衆です...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...若い衆(し)も殺した」金五郎は...
火野葦平 「花と龍」
...まだ若い衆連の群れは民家の窓下へ姿を見せず...
ニコライ・ゴーゴリ Nikolai Vasilievitch Gogoli 平井肇訳 「ディカーニカ近郷夜話 後篇」
...きつと若い衆をつれて来るからさ...
ニコライ・ゴーゴリ Nikolai Vasilievitch Gogoli 平井肇訳 「ディカーニカ近郷夜話 後篇」
...若い衆さん? あんたがお金なんか望んでゐないことは分つてゐますわ...
ニコライ・ゴーゴリ Nikolai Vasilievitch Gogoli 平井肇訳 「ディカーニカ近郷夜話 前篇」
...今の若い衆から、うちはいまだお勘定もらってねぇんだ...
正岡容 「艶色落語講談鑑賞」
...」しまひ風呂に入りに行くらしいお店の若い衆が二三人...
正宗白鳥 「雨」
...見知り越しになっている店番の若い衆に――「若親方はいねえかね? 雪之丞さんは――」「おッ! 親方――」若い衆はいつも切ればなれのいい...
三上於菟吉 「雪之丞変化」
...それを発見してあわてて魚屋の若い衆を頼んで子猫を海に棄ててもらった...
村松梢風 「猫料理」
...若い衆たちに、両の手をねじ上げられて、地へ顔をこすりつけられている伊織は、そのわずかな間も、苦しがって、「離せっ...
吉川英治 「宮本武蔵」
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