...若い衆は、首を振って答えなかった...
太宰治 「走れメロス」
...頭のいい若い衆でした...
トルストイ 米川正夫訳 「クロイツェル・ソナタ」
...若い衆、一寸の間だ」庄吉が「一寸、内所話」と、云って、戸を閉めてしまった...
直木三十五 「南国太平記」
...怒鳴っている寄席の若い衆が「いらっしゃいっ」と...
直木三十五 「南国太平記」
...若い衆は旅の疲れもあるから...
中里介山 「大菩薩峠」
...以前奉公して居た頃も稀には若い衆に跟いて夜遊びに出ることもあった...
長塚節 「太十と其犬」
...「そこを通る若い衆...
中村地平 「南方郵信」
...手を牽(ひ)く若い衆を煽ぎました...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...小僧さんから若い衆まで...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...町内の若い衆をワクワクさせていますぜ」「そいつは初耳だ...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...それでも若い衆におぶさって一度逢(あ)いたいからと這入(はい)って来た時に...
長谷川時雨 「旧聞日本橋」
...これへ――」雪之丞の言葉に立ち去る若い衆――すぐに...
三上於菟吉 「雪之丞変化」
...若い衆といわれる人たちは殆んどよりつかなかった...
山本周五郎 「青べか物語」
...若い衆の髷を結う...
山本笑月 「明治世相百話」
...自他平等即身成仏……南無南無南無……」そうした念仏の中に一人の若い衆じみた頬冠りの男が...
夢野久作 「狂歌師赤猪口兵衛」
...若い衆(しゆ)の風呂仕まひする唄の声何を云ひしかこの女闇にほゝ笑む...
與謝野晶子 「晶子詩篇全集拾遺」
...わしんとこの若い衆をぶン撲(なぐ)って血ヘドを吐かせた」という騒ぎ...
吉川英治 「新・水滸伝」
...またもや美男の若い衆が口上を述べて...
神西清訳 「ムツェンスク郡のマクベス夫人」
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