...芝居のなかの若い衆に...
関根金次郎 「手数将棋」
...そういう折に隣近所の人々も自分たちの家の物干に上って雲雀の声を聴かせてもらう中には雲雀よりも別嬪(べっぴん)の女師匠の顔を見たがる手合もある町内の若い衆などは年中見馴(みな)れているはずだのに物好きな痴漢(ちかん)はいつの世にも絶えないもので雲雀の声が聞えるとそれ女師匠が拝めるぞとばかり急いで屋根へ上って行った彼等(ら)がそんなに騒いだのは盲目というところに特別の魅力(みりょく)と深みを感じ...
谷崎潤一郎 「春琴抄」
...米ずしの若い衆は岡持(おかもち)に鯉のあらいを持って来る...
田山花袋 「田舎教師」
...「よう」と、声をかけて、一人の若い衆に、擦れちがうと、侍が一人、小者を二人供にして、足早に歩いて来た...
直木三十五 「南国太平記」
...村の若い衆を大勢たのんで叩き殺してしまいます」「そんなことをするとかえってよろしくない...
中里介山 「大菩薩峠」
...「わたしはここにいる若い衆さんに...
中里介山 「大菩薩峠」
...若い衆さん、お前だって長い一生には、いつそんなものを見せられねえとも限らねえのだから、心得のために覚えておきなよ、引廻しになっても、ならなくても、いよいよこの首が浅右衛門さんあたりの手で、血溜りへ落ちてしまったと思いなさい、そこで非人がその首を引上げて、手桶の水で洗いまさあ、洗って一通りの手当をしてから、俵の中へ包むんだね、この首をさ、そうすると獄門検使というのと、町方年寄とか、村方年寄とかいうのと、同心とが出て来てその首を受取る、その首の俵へ青竹をさし込んで、二人の非人がお仕置場へ持って行って、獄門にかけるという段取りだが、この首が……」七兵衛はさながら、自分のこの首が、明日の朝は獄門台にでも上るものかのように、自分の手で、首筋をぴたぴたとたたきながら、「その獄門台というやつが、あんまり有難くねえやつだが、栂(つが)でこしらえて、長さが二間の二つ切り一本、高さは六尺、そのうち二尺五寸は根になりまさあ、横板の長さが四尺に厚さが一寸、それを柱一本につき五挺(ちょう)ずつ、つまり、十本のかすがいで足にくっつけ、その真中に二本の釘を押立(おった)てて、その下を土で固め、それへ人間の首をつき刺して、そうして、梟物(さらしもの)が出来あがるんだよ...
中里介山 「大菩薩峠」
...若い衆、お前は、權三とかいふんだね」「へエ、よく御存じで」尻切袢纒(ばんてん)に淺黄(あさぎ)の股引(もゝひき)、見得も色氣もない男で、案外こんなのが飛んだ色男かもわかりません...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...それも訊いて置き度い」「まだあるんですか」「三人の若い衆のうち...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...別鍋に仕立てさせるといふことで――」「それから?」「若い衆が三人...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...出入りの若い衆に頼んで...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...平尾組の若い衆(し)かね?」平尾角助は返答に窮して...
火野葦平 「花と龍」
...「町内の若い衆」の下層街のおかみさんの活写とその警句百出に至っては...
正岡容 「随筆 寄席囃子」
...若い衆がいつも言いかぶされてしまうあたりまたじつに愉しく...
正岡容 「随筆 寄席囃子」
...――あのお若い衆は...
三上於菟吉 「雪之丞変化」
...七雪之丞が、両手を膝のあたりまで垂れて、先き程、はからず難儀を救って貰った、礼を言おうとするのを、若い衆は押えて、「何の、太夫、――お言葉に及びますものか、一寸(ちょっと)一目見ただけでも、あの浪人者なんぞは、お前さんの、扇子(せんす)がちょいと動きゃあ、咽喉笛(のどぶえ)に穴をあけて、引っくり返るのは、わかっていたが、人気渡世が、初の江戸下りに、血を流すのも、縁起がよくあるめえと、持って生れた、瘋癲根性(ふうてんこんじょう)――つい飛び出してしめえやした...
三上於菟吉 「雪之丞変化」
...姐はんがのさばり出しては、都合がわるいんで、一時、寺あずけというわけさ、まあ、まかしておきなせえ――さあ、若い衆、いそいでくれ」かごが、荒っぽく、ぐっと上る...
三上於菟吉 「雪之丞変化」
...一九こちらは、広海屋いろは庫の、どん尻の、河岸沿いの一棟の二階に投げ上げられた、長崎屋三郎兵衛――「これ、若い衆、約束の、酒は持って来ぬか? 茶はどうじゃ? 咽喉がひりつく...
三上於菟吉 「雪之丞変化」
ランダム例文:
便利!手書き漢字入力検索
時事ニュース漢字 📺
