...若い人たちを頤(あご)で麾(さしまね)く剽軽者(ひょうきんもの)さえあると聞く...
泉鏡花 「薄紅梅」
...絵ばかりは駆け出しの若い人にはどうしても紙本などこなす腕が出来ませぬ...
上村松園 「絹と紙の話と師弟の間柄の話」
...あんな東京の若い人たちです...
太宰治 「惜別」
...話は変わるが二三日前若い人たちと夕食をくったとき「スキ焼き」の語原だと言って某新聞に載っていた記事が話題にのぼった...
寺田寅彦 「言葉の不思議」
...孤立した若い人々で...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...娘っ児のようなふうをしていたあんな若い人がさ...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...船に乗組(のりくん)で居る人は皆若い人で...
福澤諭吉 「福翁自伝」
...三十そこそこの若い人です...
牧逸馬 「女肉を料理する男」
...なかんずく極めて若い人間にあっては...
トマス・ロバト・マルサス Thomas Robert Malthus 吉田秀夫訳 「人口論」
...親父の希望通り醫者になると云ふ決心も出來ずどちら付かずに生若い人間が...
三島霜川 「自傳」
...第二の精霊 自分を? 若い人には有り勝な事じゃワ...
宮本百合子 「葦笛(一幕)」
...精女 誰にもどうもされたのではございませんけれ共――今ここに参りましたら老人と若人と三人の精霊が居りましてその若い人は私の前に体をなげ出しましたんでございます...
宮本百合子 「葦笛(一幕)」
...知識欲のさかんな若い人々...
宮本百合子 「新しい抵抗について」
...この紫紺色の小さい上衣をきた若い人は薬の証明書を「ある?」と言って食堂へ入ってきました...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...その若い人は白い歯を出してニッコリ笑いました...
夢野久作 「オシャベリ姫」
...其處ではその婚禮へ集まつた一層若い人達が寄つて夕食をしてゐた...
ピエル・ロチ Pierre Loti 吉江喬松訳 「氷島の漁夫」
...若い人たちにとつては...
吉川英治 「折々の記」
...やはり若い人こそ...
吉川英治 「梅里先生行状記」
便利!手書き漢字入力検索