...再び若々しい存在に甦(よみがえ)って...
有島武郎 「惜みなく愛は奪う」
...若々しい顔が蒼ざめて...
アルチバシェッフ M. Artzibaschew 森鴎外訳 「罪人」
...若々しい青年にかわってしまいました...
江戸川乱歩 「少年探偵団」
...どつちを向いてみても若々しい生命に充ちた初夏の光景のうちに...
薄田泣菫 「喜光寺」
...間もなく笛のやうな若々しい歌声が空から落ちて来た...
薄田泣菫 「独楽園」
...若々しいものであると思ふ...
田山録弥 「社会と自己」
...弾(はず)みのある若々しい声などが...
徳田秋声 「爛」
...その若々しい優美さ...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...若々しい痩(や)せ形の怜悧(れいり)な頬(ほお)...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...「ピアノ協奏曲第九番変ホ長調K二七一」は甘美な若々しい曲で...
野村胡堂 「楽聖物語」
...同志の挨拶を伝える燕の歌を聞いたいま内と外に私達は分れ病床にこのペンを握りながら昔の軒から帰って行くもっと南方のもっと若々しい燕の歌に耳傾けようとするそして思う...
槇村浩 「同志古味峯次郎」
...それでもおのづから其の若々しい覇気のあるところが...
松本たかし 「松本たかし句集」
...若々しい芸術家なるかれは...
トオマス・マン Thomas Mann 実吉捷郎訳 「ヴェニスに死す」
...それは異性の間に社会感情の間では若々しい芽である...
宮本百合子 「異性の間の友情」
...達の若々しい体をながめながら一つ事ばかりを思って居た...
宮本百合子 「栄蔵の死」
...思い上がった娘だという評判の伊予守の娘、すなわち紀伊守の妹であったから、源氏は初めからそれに興味を持っていて、どの辺の座敷にいるのであろうと物音に耳を立てていると、この座敷の西に続いた部屋で女の衣摺(きぬず)れが聞こえ、若々しい、媚(なま)めかしい声で、しかもさすがに声をひそめてものを言ったりしているのに気がついた...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...「世界は今生れたばかりで若々しい」と結論したのもまちがっている...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...若々しい余韻を持っている事に気が付いたので...
夢野久作 「ドグラ・マグラ」
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