...若々しい娘の聲が...
石川啄木 「赤痢」
...新(あたらし)いだけに美しい若々しい髯(ひげ)を押揉(おしも)んだ...
泉鏡花 「婦系図」
...意外にも若々しい響(ひびき)を持っていた...
海野十三 「四次元漂流」
...その若々しい晴れやかな声とが...
谷崎潤一郎 「痴人の愛」
...友の手紙には恋のことやら詩のことやら明星(みょうじょう)派の歌のことやら我ながら若々しいと思うようなことを罫紙(けいし)に二枚も三枚も書いた...
田山花袋 「田舎教師」
...シユニツツレルはまだ何処か若々しいところのある作家だと思つた...
田山録弥 「社会と自己」
...少年は血の多い若々しい頬に夕日を受けて...
田山録弥 「春雨にぬれた旅」
...例の若々しい額が眉を上げてあの奇妙な表情をし――しかしそれは奇妙なという他(ほか)に可愛いくて特有の表情であったが――それから...
チャールズ・ディッケンズ 佐々木直次郎訳 「二都物語」
...「たしかヴェリチャーニノフさんでしたね?」と控間のほうから、若々しい、びんびんするような、人並はずれて鼻っ柱の強そうな聲が聞こえてきた...
ドストエーフスキイ 神西清訳 「永遠の夫」
...老ヴェールはクリストフの若々しい感激に接すると...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...若々しい血と自由な心とで...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...若々しい気持に遊びくらして...
豊島与志雄 「人間繁栄」
...若々しい肌色をしていました...
豊島与志雄 「白塔の歌」
...奮激してる若々しい勇気...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...いかにも若々しい作品で...
堀辰雄 「Ein Zwei Drei」
...全體に漲る若々しい詠嘆的なところがわれながら懷しいので...
水上瀧太郎 「貝殼追放」
...若々しい気立ての優しい人であると少女(おとめ)らしいお心にお思いになり...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...若々しい理知を眼の内に輝かしながら唇を噛んだ...
夢野久作 「狂歌師赤猪口兵衛」
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