...大学入試のストレスからの苟安を求める生徒もいる...
...彼女は自分が持っているもので苟安を得ているようだ...
...定年後の苟安生活など、考えるだけで退屈だ...
...起業する前には確実な苟安策を考えておこう...
...苟安を求めるばかりでは成長しないという意見もある...
...狃聞(ぢうぶん)に苟安(こうあん)することなくんば可なり...
佐藤一齋・秋月種樹(古香) 山田濟齋訳 「南洲手抄言志録」
...因仍(いんじよう)と苟安とに累せられざらむことである...
石川啄木 「歌集「嘲笑」序文」
...個性だけでは知らず知らずの間に落ち込みやすい苟安自適(こうあんじてき)の泥沼(どろぬま)から引きずり出して...
寺田寅彦 「連句雑俎」
...如何に彼が苟安(こうあん)を偸取(とうしゅ)したるの譏(そし)りは免るべからざるにせよ...
徳富蘇峰 「吉田松陰」
...曾てサーベル政略を以て黨人に畏怖せしめたるもの今は黨人を迎合して僅に一時の苟安を謀るに汲々たり...
鳥谷部春汀 「明治人物月旦(抄)」
...曾てサーベル政略を以て党人に畏怖せしめたるもの今は党人を迎合して僅に一時の苟安を謀るに汲々たり...
鳥谷部春汀 「明治人物月旦(抄)」
...平和と苟安(こうあん)とは同義で通用する日本の...
中原中也 「夭折した富永」
...ただ一身の苟安(こうあん)を冀(こいねが)うに汲々(きゅうきゅう)たる有様を見ては...
福田英子 「妾の半生涯」
...その奉行は都尉苟安(こうあん)という男だったが...
吉川英治 「三国志」
...いかにことばを飾るも無用であろう」苟安(こうあん)の身はすぐ断刑の武士たちへ渡された...
吉川英治 「三国志」
...苟安は李厳(りげん)がたいへん重用している部下ですから...
吉川英治 「三国志」
...どうかここは胸を撫でて苟安の死はゆるしてやっていただきたいと思いますが」孔明は沈黙したまま...
吉川英治 「三国志」
...苟安(こうあん)はそのために...
吉川英治 「三国志」
...苟安(こうあん)は...
吉川英治 「三国志」
...苟安(こうあん)は間もなく姿をかえて...
吉川英治 「三国志」
...苟安に買収された徒が浅慮(あさはか)にも私利私慾に乗ぜられて...
吉川英治 「三国志」
...「――苟安(こうあん)を成都へやって行わせた...
吉川英治 「三国志」
...苟安は風を喰らってとうに魏の国へ逃げ失せていた...
吉川英治 「三国志」
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