...大学入試のストレスからの苟安を求める生徒もいる...
...彼女は自分が持っているもので苟安を得ているようだ...
...定年後の苟安生活など、考えるだけで退屈だ...
...起業する前には確実な苟安策を考えておこう...
...苟安を求めるばかりでは成長しないという意見もある...
...狃聞(ぢうぶん)に苟安(こうあん)することなくんば可なり...
佐藤一齋・秋月種樹(古香) 山田濟齋訳 「南洲手抄言志録」
...眼前の安楽や一日の苟安(こうあん)を貪る事無(ことな)かれ主義に腰を叩いて死慾(しによく)ばかり渇(かわ)いている...
内田魯庵 「四十年前」
...個性だけでは知らず知らずの間に落ち込みやすい苟安自適(こうあんじてき)の泥沼(どろぬま)から引きずり出して...
寺田寅彦 「連句雑俎」
...「一日の苟安(こうあん)は...
徳富蘇峰 「吉田松陰」
...だが一般に認識はややともすれば懶惰で苟安(こうあん)に走る性質を持つから...
戸坂潤 「現代日本の思想対立」
...曾てサーベル政略を以て黨人に畏怖せしめたるもの今は黨人を迎合して僅に一時の苟安を謀るに汲々たり...
鳥谷部春汀 「明治人物月旦(抄)」
...曾てサーベル政略を以て党人に畏怖せしめたるもの今は党人を迎合して僅に一時の苟安を謀るに汲々たり...
鳥谷部春汀 「明治人物月旦(抄)」
...厚化粧の亡霊等は苟安の中に百鬼夜行する...
中原中也 「生と歌」
...平和と苟安(こうあん)とは同義で通用する日本の...
中原中也 「夭折した富永」
...ただ一身の苟安(こうあん)を冀(こいねが)うに汲々(きゅうきゅう)たる有様を見ては...
福田英子 「妾の半生涯」
...苟安(こうあん)は途々(みちみち)考えてきたらしい...
吉川英治 「三国志」
...いかにことばを飾るも無用であろう」苟安(こうあん)の身はすぐ断刑の武士たちへ渡された...
吉川英治 「三国志」
...どうかここは胸を撫でて苟安の死はゆるしてやっていただきたいと思いますが」孔明は沈黙したまま...
吉川英治 「三国志」
...苟安(こうあん)は...
吉川英治 「三国志」
...苟安(こうあん)は間もなく姿をかえて...
吉川英治 「三国志」
...「――苟安(こうあん)を成都へやって行わせた...
吉川英治 「三国志」
...苟安(こうあん)という者であるということが明瞭になった...
吉川英治 「三国志」
...苟安は風を喰らってとうに魏の国へ逃げ失せていた...
吉川英治 「三国志」
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