...剰(あまつ)さへ諸子の花苑には...
石川啄木 「閑天地」
...法苑林(ほうおんりん)の奥深く素足の「愛」の玉容(ぎよくよう)になれは...
上田敏 上田敏訳 「海潮音」
...花苑(はなぞの)に何者か毒害(どくがい)せらる...
上田敏 上田敏訳 「牧羊神」
...古事類苑編纂委員などに移りて...
大槻文彦 「ことばのうみのおくがき」
...君(きみ)が住(す)むそらのあなたの御苑(みその)へは...
薄田淳介 「白羊宮」
...桔梗(ききょう)や紫苑(しおん)の紫はなお鮮(あざや)かなのに...
永井荷風 「監獄署の裏」
...ヴエルサイユの肅然たる庭苑を眺めると忽ち王政は美しいと叫んだ...
永井荷風 「新歸朝者日記」
...割愛しましょう」野山の花が名門の苑(その)に移し植えられたからといって...
中里介山 「大菩薩峠」
......
長塚節 「長塚節歌集 中」
...干物の匂ひがするよ外苑の鋪道しろじろ...
中原中也 「干物」
...そして明治神宮外苑のトラックに...
宮島資夫 「四谷、赤坂」
...ひろやかに庭がとってあって芝が生え、垣根よりに、紫苑、鶏頭、百日草、萩、薄などどっさり植っていた...
「一本の花」
...『新女苑』の六月号の裏を見たら近刊予告の中に私の感想集を出すとかいてありました...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...それから血眼つづきで一日にやっと『新女苑』の小説27枚わたして...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...柳花苑(りゅうかえん)という曲を...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...獣苑の傍(かたはら)に出でたり...
森鴎外 「舞姫」
...時おり後閣の春まだ浅い苑(にわ)に逍遥する姿などを見かけるようになったからである...
吉川英治 「三国志」
...神泉苑にちかい六角の彼のやしきも...
吉川英治 「私本太平記」
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