...縁先(えんさき)の紫苑(しをん)へ目をやつた...
芥川龍之介 「O君の新秋」
...前夜お苑さんが、物語に気を取られて雨戸を閉めるのを忘れたのだ...
石川啄木 「葬列」
...芙蓉、紫苑、彼岸花が咲いてゐた、芙蓉はとりわけうつくしかつた、日本のうつくしさとおごそかさとを持つてゐる...
種田山頭火 「行乞記」
...又た説苑奉使篇に史黯曰元者吉之始也を引いてあるが...
内藤湖南 「爾雅の新研究」
...その眼には豊富なるうるみを持った神苑動物の野生的群遊を...
中里介山 「大菩薩峠」
...いわく、〈会稽余姚(かいけいよよう)の人銭祐(せんゆう)、夜屋後に出で、虎の取るところと為(な)る、十八日すなわち自ら還り、説くに虎初め取る時、一官府に至り、一人几に憑(よ)るを見る、形貌壮偉、侍従四十人、いいて曰く、われ汝をして数術の法を知らしめんと欲すと、留まること十五日、昼夜諸の要術を語る、祐法を受け畢(おわ)り、人をして送り出ださしめ、家に還るを得、大いに卜占を知り、幽にして験せざるなく年を経てすなわち死し、異苑を出づ〉と...
南方熊楠 「十二支考」
...〈梁武帝元洲苑に幸(みゆき)し...
南方熊楠 「十二支考」
...『新女苑』という女の雑誌が来て...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...遊苑朝日...
Johann Wolfgang von Goethe 森鴎外訳 「ファウスト」
...領地ぜんたいがシカの猟苑(りょうえん)になっていました...
セルマ・ラーゲルレーヴ Selma Lagerlof 矢崎源九郎訳 「ニールスのふしぎな旅」
...御苑(ぎょえん)も大通りも早天から...
柳田国男 「山の人生」
...辞苑を引いても書いてない新しい言葉だ...
横光利一 「夜の靴」
...嵐山から山里の苑(にわ)へ足を向けて曲がりかけると...
吉川英治 「江戸三国志」
...ただ眼を宮中の苑(にわ)へそらしておられた...
吉川英治 「三国志」
...相府の苑(にわ)にひき出した武士獄卒たちは...
吉川英治 「三国志」
...神泉苑(しんせんえん)の御所は...
吉川英治 「私本太平記」
...東山義政(ひがしやまよしまさ)の数奇(すき)と風雅をこらした苑(にわ)があった...
吉川英治 「新書太閤記」
...古事類苑(こじるいえん)の兵事部...
吉川英治 「随筆 宮本武蔵」
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