...公苑など尋ねめぐりて...
ハンス・クリスチアン・アンデルセン Hans Christian Andersen 森鴎外訳 「即興詩人」
...全国青年共進会に御苑の桜が咲き門外で供侍が待ち...
上村松園 「栖鳳先生を憶う」
...御苑内で遺作と一緒に弟子孫弟子の作品を並べたことがありまして...
上村松園 「昔のことなど」
...京都御所の苑内を上田敏氏と連立つて散歩したことがありました...
薄田泣菫 「草の親しみ」
...御苑の植込に所嫌はず西洋種(だね)の苜蓿が一面に生(は)へ繁つて...
薄田泣菫 「茶話」
...忘れがたみ一こよひ天(あめ)なる花苑(はなぞの)の美(うま)し黄金(こがね)のおばしまに...
薄田淳介 「白羊宮」
...今日はもう画くのを止してこの人跡たえた神苑をけがさぬほどに又好きな焚火(たきび)をしませう...
高村光太郎 「智恵子抄」
...師父ブラウンが仄暗(ほのくら)い樹苑(じゅえん)を通って城影(じょうえい)の下に来た時...
チェスタートン Chesterton 直木三十五訳 「作男・ゴーの名誉」
...芒(すすき)の蓬々(ほうほう)たるあれば萩の道に溢れんとする、さては芙蓉(ふよう)の白き紅なる、紫苑(しおん)、女郎花(おみなえし)、藤袴(ふじばかま)、釣鐘花(つりがねばな)、虎の尾、鶏頭、鳳仙花(ほうせんか)、水引(みずひき)の花さま/″\に咲き乱れて、径(みち)その間に通じ、道傍に何々塚の立つなどあり...
寺田寅彦 「半日ある記」
...北吉と組んで『学苑』であったかを編集して...
戸坂潤 「世界の一環としての日本」
...大木戸には御苑の森があるが...
宮島資夫 「四谷、赤坂」
...外苑から出て省線の上にかかっている橋をわたった左側の白い一かたまりは別館でしょう...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...ぼくの最初の詩集『思弁の苑』を出版したのは...
山之口貘 「装幀の悩み」
...場所は外苑の体育館ステージだった...
吉川英治 「押入れ随筆」
...神泉苑の競馬、仁和寺の競馬、加茂の競馬...
吉川英治 「折々の記」
...一匹の驢馬(ろば)を宮苑にひき出させ...
吉川英治 「三国志」
...東山義政(ひがしやまよしまさ)の数奇(すき)と風雅をこらした苑(にわ)があった...
吉川英治 「新書太閤記」
...神泉苑の競馬、仁和寺の競馬、加茂の競馬、時には、公卿の邸地でも、都の大路でも、臨時競馬をやった...
吉川英治 「天皇と競馬」
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