...たね子はこう云う夜(よる)の中に何か木の芽の匂(にお)うのを感じ...
芥川龍之介 「たね子の憂鬱」
...赤葉の芽ぐみ物燻(く)ゆる五月(さつき)の丘の柏(かしは)木立をたもとほり...
石川啄木 「詩」
...いま撮影中だけれど『銀座に芽(め)ぐむ』の前半を見せましょうか」と気軽に引受けてくれた...
海野十三 「獏鸚」
...圧制や束縛が取りのぞかれたところにはじめて芽生える思想ではなくて...
太宰治 「十五年間」
...芦荻の芽の青々と生えてゐる沼が...
田山録弥 「赤い鳥居」
...ホームズのような心に強い情緒が芽生えることの方が...
アーサー・コナン・ドイル Arthur Conan Doyle 大久保ゆう訳 「ボヘミアの醜聞」
...というのは科学のこのような当然な基本的な歴史性が――前に述べたことから――やがて階級性の萌芽である筈であったから...
戸坂潤 「イデオロギーの論理学」
...鼠算でふえる奴がしまひにはぞろぞろ家ぢゆう這ひまはるのをお芽出たがつて...
中勘助 「銀の匙」
...ここにも軽い意味において超現実派の芽ばえがあるといえるのである...
中井正一 「美学入門」
...ほんの芽生(ば)えなのに青い栗毬(いが)をつけていたことを思い出します...
長谷川時雨 「平塚明子(らいてう)」
...蕨などの芽がわずかに伸びかかつた沼のほとりの草の上は羽根蒲団のやうで...
牧野信一 「沼辺より」
...やはり「一本の花」及びそれ以後の動きの芽はあるのです...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...やや芽ざした傾斜面をつくつてゐるのを見ながら...
室生犀星 「蒼白き巣窟」
...あざみの芽が吹いたばかりの...
室生犀星 「あじゃり」
...無論恋愛の萌芽(ほうが)であろうと思うのだが...
森鴎外 「ヰタ・セクスアリス」
...おそいのもすっかり芽を伸ばしていたし...
山本周五郎 「赤ひげ診療譚」
...そこへ宝暦の気運が芽ざし...
吉川英治 「鳴門秘帖」
...土用芽といつて、春一度芽の萌えた樹木に、再び芽の萌え出すことがある...
若山牧水 「樹木とその葉」
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