...けれども私は衝動がそのまま芸術の萌芽(ほうが)であるといったことはない...
有島武郎 「想片」
...まだ芽を出さない栴檀(せんだん)と青桐(あおぎり)があり...
谷崎潤一郎 「細雪」
...水仙の芽かよあれこれ食べるものはあつて風の一日水音しんじつおちつきました茶の木も庵らしくひらいてはちり誰か来さうな空が曇つてゐる枇杷の花落葉ふる奥ふかく御仏を観る雪空の最後の一つをもぐ其中雪ふる一人として火を焚くぬくい日の...
種田山頭火 「草木塔」
...端午の節句――要垣の赤い新芽の出た細い巷路を行くと...
田山花袋 「新茶のかおり」
...」笹村は小さい自我の発芽に触るような気がした...
徳田秋声 「黴」
...自殺とか犯罪とかの芽をはぐくんでるんだと...
豊島与志雄 「オランウータン」
...蓮の芽はなかなか出なかった...
豊島与志雄 「蓮」
...五寸程芽の出掛かつた椰子の實の落ちてゐるのを蹴飛ばすと...
中島敦 「環礁」
...また脚気にした鳩に胚芽米をやったら治ったという風な研究が沢山されたのだということである...
中谷宇吉郎 「兎の耳」
...天気の作用に依ってあるいは場合に依ると五年か十年経って漸く発芽するような学問を修養的教育というのです...
新渡戸稲造 「教育家の教育」
...八」平次はまだ植木鉢の芽を樂しんで居ります...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...平次は植木の新芽などを摘(つ)んで...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...其中には獨活・山の芋・蕨・ゼンマイ・蕗・タラの芽・ムカゴ・スズノコから艾・ハハコまでが含まれて居て...
柳田國男 「食料名彙」
...いつの間にか芽を吹きにけむ...
夢野久作 「白くれない」
...新芽をち切り歯で咬み砕いたりしながら...
横光利一 「旅愁」
...そういう疑問が当然に疲れた人々の考えの中に芽(め)ざしている...
吉川英治 「親鸞」
...醸造業者に対する麦芽の価格は...
デイヴィド・リカアドウ David Ricardo 吉田秀夫訳 「経済学及び課税の諸原理」
...私の登つたのは梢にまだ若葉の芽を吹かぬ春のなかばであつたが...
若山牧水 「樹木とその葉」
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