...私が芹を食べるのは...
薄田泣菫 「独楽園」
...芹川進君と書いてあるが...
太宰治 「正義と微笑」
...ポンメルシー男爵夫人が八百屋(やおや)に二スーの芹(せり)を買いに行こうってわけだな...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...近藤勇と芹沢鴨とが正座にいるところへ...
中里介山 「大菩薩峠」
...どうだ、一番おれと腕押しをやろうか」「いやはや、近藤先生、剣にかけたら先生が無敵、力ずくではこの秀五郎が前に子供でがす」小野川はこう言いながら、前にあった小皿をとってバリバリと噛(か)み砕(くだ)き、「歯の力だけが、こんなもんじゃ」「愉快愉快、も一つ飲め」近藤勇は、小野川の老いて稚気(ちき)ある振舞(ふるまい)を喜んで話していると、芹沢は、さっきから席を周旋して廻るお松の姿に眼をつけて、「いま銚子(ちょうし)を持って立った、あの可愛い女、あれはどこの子だ...
中里介山 「大菩薩峠」
...それからメッキリ芹沢の人望が落ちた...
中里介山 「大菩薩峠」
...「残念!」芹沢は土方に刃(やいば)を咽喉(のど)にあてがわれた時に叫ぶ...
中里介山 「大菩薩峠」
...新撰組の実権が一枚上席であった芹沢に帰せずして...
中里介山 「大菩薩峠」
...おれが野芹川(のぜりがわ)の土手の話をして...
夏目漱石 「坊っちゃん」
...そこには笹竹(ささだけ)や芹などの雑草が生え...
萩原朔太郎 「郷愁の詩人 与謝蕪村」
...それは猛毒を有する鳳凰角(ほうこうかく)(毒芹の根)の粉末であった...
久生十蘭 「顎十郎捕物帳」
...セリセリは水※で通常芹の字を使っているが実言うと芹一字だけでは不徹底である...
牧野富太郎 「植物記」
...さて芹の字ダガこれは※と同じである...
牧野富太郎 「植物記」
...旱芹(かんきん)ともいわれている...
牧野富太郎 「植物知識」
...余の郷里にては饂飩(うどん)に椎茸(しいたけ)、芹(せり)、胡蘿蔔(にんじん)、焼あなご、くずし(蒲鉾(かまぼこ))など入れたるをシツポクといふ...
正岡子規 「病牀六尺」
...真後(まうしろ)に芹(せり)と薺(なずな)とあり...
正岡子規 「墨汁一滴」
...芹沢と同心二人とを促して...
森鴎外 「大塩平八郎」
...芹を摘んでいる子供もいた...
矢田津世子 「茶粥の記」
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