...鶏(とり)にやる田芹(たぜり)摘みにと来し我ぞ二月一日 在小諸...
高浜虚子 「六百句」
...私は鴎外(おうがい)の歴史小説が好きでしたけれど、芹川さんは、私を古くさいと言って笑って、鴎外よりは有島武郎のほうが、ずっと深刻だと私に教えて、そのおかたの本を、二三冊持って来て下さいましたけれど、私が読んでも、ちっともわかりませんでした...
太宰治 「誰も知らぬ」
...すると芹川さんは...
太宰治 「誰も知らぬ」
...芹(せり)や藻(も)などの水草がはえて...
豊島与志雄 「山の別荘の少年」
...しおれきっているので芹沢は安からず...
中里介山 「大菩薩峠」
...「その宇津木兵馬とやらはどこにいる」立つ芹沢に問いかけたのは竜之助です...
中里介山 「大菩薩峠」
...拙者は黙って見ている」芹沢鴨は水戸の天狗党の一人です...
中里介山 「大菩薩峠」
...芹沢はお松が潜(ひそ)んでいた方の襖(ふすま)を颯(さっ)とあける...
中里介山 「大菩薩峠」
...大事の前の小事から謀(はかりごと)が破れるわ」「それもそうじゃ」芹沢はしぶしぶと身を起し...
中里介山 「大菩薩峠」
...芹沢らがいよいよ寝込んでしまったと見定めた時に...
中里介山 「大菩薩峠」
...芹沢といえども剽悍無比(ひょうかんむひ)なる新撰組の頭(かしら)とまで立てられた男である...
中里介山 「大菩薩峠」
...壬生や島原では、かけ違って、あまり面会をせぬうちに、組の内はあの通りに分裂する、芹沢が殺されて、近藤、土方が主権を握るということになったが、その後、あの男の行方(ゆくえ)がわからぬ、そうしているうちに、思いがけないにも思いがけない、甲州の白根山の麓、ちっぽけな温泉の中で、あの男を見出した、かわいそうに、目がつぶれていたよ、盲になって、あの温泉に養生しているのにぶっつかったが、その時は涙がこぼれたなあ...
中里介山 「大菩薩峠」
...芹沢光治良の「命ある日」西條八十の「若き日の夢」交互に読む...
古川緑波 「古川ロッパ昭和日記」
...松平まき子さんと麻布のみち子さん杉本染子さん芹沢十四子さん川瀬光子さん等のがあります...
牧野信一 「〔編輯余話〕」
...菫の字は前に書いた通りの芹の字と同じで...
牧野富太郎 「植物記」
...この芹沢という者を近藤の手で暗殺してしまった...
三田村鳶魚 「話に聞いた近藤勇」
...○水瓜(すいか)、冬瓜(とうがん)、芹(せり)、独活(うど)の如きは利水性にて小水を促す...
村井弦斎 「食道楽」
...芹渠暗水潺々...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
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