...かう云ふ人情の矢面(やおもて)には如何(いか)なる芸術至上主義も...
芥川龍之介 「続野人生計事」
...若し芸術至上主義を信じないとすれば...
芥川龍之介 「文芸的な、余りに文芸的な」
...俳句のための俳句(芸術至上主義である)...
種田山頭火 「其中日記」
...芸術至上主義につらなるこの創造崇拝論...
戸坂潤 「世界の一環としての日本」
...現代日本のこうした文学主義は併し芸術至上主義や審美主義とは大分本質を異にしている...
戸坂潤 「日本イデオロギー論」
...なる程文芸批評の正統的伝統に於ては特にこの芸術至上主義は嘗て重大な位置を占めたことがあるだろう...
戸坂潤 「日本イデオロギー論」
...芸術至上派と呼び...
萩原朔太郎 「詩の原理」
...最も徹底した芸術至上主義者――したがって最も徹底した自然主義者――であったフローベルさえ...
萩原朔太郎 「詩の原理」
...真の意味の芸術至上主義と言うべきものを...
萩原朔太郎 「詩の原理」
...あまりに芸術至上主義なる一派の詩派と詩人に対し...
萩原朔太郎 「詩の原理」
...(前に言った唯美派や芸術至上主義の興る理由が...
萩原朔太郎 「詩の原理」
...探偵小説には芸術至上主義ないしは...
平林初之輔 「「陰獣」その他」
...「あの蟷螂の斧」「あの嘆きの寄り合ひ」――あの芸術至上感と...
牧野信一 「R漁場と都の酒場で」
...芸術家が芸術至上主義でなければ...
牧野信一 「新興芸術派に就いての雑談」
...田舎での不思議な芸術至上生活が展けました...
牧野信一 「西部劇通信」
...菊池寛の「忠直卿行状記」以下三十篇ちかい歴史的素材の小説も、やはり歴史小説でないことでは芥川の扱いかたに似ているが、芥川龍之介が知的懐疑、芸術至上の精神、美感、人生的哀感の表現として過去に題材を求めたのとは異って、菊池寛は、自身が日常に感じる生活への判断をテーマとして表現するために歴史上の事柄、人物をとりあげて作品を描いているのである...
宮本百合子 「鴎外・芥川・菊池の歴史小説」
...芸術至上主義論に対して本能的疑問は「人間に還れ」より一層自然に...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...芸術至上主義者ではないらしい...
吉川英治 「随筆 私本太平記」
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