...一方またそれが自分の芸術的良心を計る物差しとして...
芥川龍之介 「戯作三昧」
...――「僕は芸術的良心を始め...
芥川竜之介 「歯車」
...保吉はやむを得ず弔辞に関する芸術的良心を抛擲(ほうてき)した...
芥川龍之介 「文章」
...芸術的良心が根まで腐るようなことはありませんでした...
高村光雲 「幕末維新懐古談」
...それから先の事は自己の芸術的良心に従って行えば可い...
種田山頭火 「鎖ペンを握って」
...どんなにその本当の芸術的良心がなくなつてしまつてゐるだらう? それはこの作はあるひは大したものではないかも知れない...
田山録弥 「三月の創作」
...作家の芸術的良心はそれを許さないだろう...
直木三十五 「大衆文芸作法」
...芸術的良心をもたぬ人々の間には...
長谷川時雨 「朱絃舎浜子」
...芸術的良心を痲痺させてしまって出版業者に動員されて...
宮本百合子 「業者と美術家の覚醒を促す」
...政治的・芸術的良心への疑惑...
宮本百合子 「現代の主題」
...「芸術的良心」をうんぬんする演出家だとか――とにかく...
三好十郎 「恐怖の季節」
...又は演者の芸術的良心によって益々芸術的に光ったものとなされて行く...
夢野久作 「能とは何か」
...そこに含まれている古人の芸術的良心……すなわちそんな単純さにまで洗練された人間性の純真純美さが天分に応じ...
夢野久作 「能とは何か」
...芸術的良心の精髄を...
夢野久作 「能とは何か」
...その人間の芸術的良心が...
夢野久作 「能とは何か」
...芸術的良心の精髄とも云うべきものである...
夢野久作 「能とは何か」
...つまり時代とか流行とかを超越した民衆最高の芸術的良心を対象物として永久に亘(わた)って完成に近付けて行かるべき民族的芸術だそうであります...
夢野久作 「鼻の表現」
...同君の芸術的良心にたいしても...
吉川英治 「随筆 新平家」
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