...それだけ日本人は芸術的なのかも知れぬ...
芥川龍之介 「雑筆」
...思ひの外(ほか)芸術的なものも沢山(たくさん)あるから...
芥川龍之介 「続野人生計事」
...そう考えると芸術家ぐらい非芸術的な...
谷崎潤一郎 「金色の死」
...当事者がますます煙草に関する科学的芸術的ないし経済的研究を進められて...
寺田寅彦 「ゴルフ随行記」
...非芸術的な二本の脚は廊下からちゃんとあけすけに見えているのであった...
寺田寅彦 「チューインガム」
...新たに構成されはじめる芸術的な生きた二次元性である...
中井正一 「生きている空間」
...一種芸術的なニユアンスとして作品に漂はすのを...
中村地平 「悪夢」
...私は考えるに、ギリシャ哲学には深い思索的な概念的な所と、美しい芸術的な、直感的な所があった...
西田幾多郎 「フランス哲学についての感想」
...芸術的な点において...
野村胡堂 「楽聖物語」
...芸術的な美しい国歌として有名である...
野村胡堂 「楽聖物語」
...最も芸術的な人であった...
野村胡堂 「楽聖物語」
...芸術的な香気の高い作品が少なくない...
野村胡堂 「楽聖物語」
...あんなお嬢さんは滅多(めった)にありませんね」一色友衛の眼は芸術的な陶酔からさめて...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...真の芸術的なる認識手段は...
萩原朔太郎 「詩の原理」
...或る芸術的な「歩く人」を造形している...
萩原朔太郎 「詩の原理」
...「芸術的なるもの」は...
平林初之輔 「文学の本質について(二)」
...その中でおれは自分のすぐれて芸術的な素質を...
トオマス・マン Thomas Mann 実吉捷郎訳 「道化者」
...「織物などもやはり古い物のほうに芸術的なものが多い」といって...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
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