...瑰(まいかい)の芳烈なる薫(かおり)か...
上田敏 「『新訳源氏物語』初版の序」
...小林芳雄君を団長にいただく...
江戸川乱歩 「怪人二十面相」
...ともかく今夜は芳林寺へ行って一泊することにしたらよかろう...
大鹿卓 「渡良瀬川」
...芳郎は二三歩往き過ぎてから立ちどまった...
田中貢太郎 「赤い花」
...これまでは芳の儲(もう)けにしておいたけれど...
徳田秋声 「足迹」
...銀子は芳町(よしちょう)の春よしというその芸者屋へ行ってみた...
徳田秋声 「縮図」
...一勇斎国芳(いちゆうさいくによし)の板物(はんもの)を一覧して筆を擱(お)かんとす...
永井荷風 「江戸芸術論」
...余は「浮世絵の山水画と江戸名所」なる題名の下に聊(いささ)か国芳の事を論じたればここには新着の西洋美術雑誌に出でたる仏人(ふつじん)Gaston(ガストン)Migeon(ミジョン)の所論を掲ぐ...
永井荷風 「江戸芸術論」
...お前がお芳を脅(おど)かしてさせたに相違あるまい...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...一人で悦に入っていられましょうか」芳年は一所懸命でした...
野村胡堂 「芳年写生帖」
...「縛られて居ちゃ描けません」芳年は泣き出しそうでした...
野村胡堂 「芳年写生帖」
...お芳さんは、子供づれで稲毛へ行くと云うし、私は浅草がいいときめた...
林芙美子 「新版 放浪記」
...疲れてゐるのに芳子の神経はたかぶってゐた...
原民喜 「稲妻」
...やはり夫も何か不安に襲はれて安眠は出来なかったのかしら――と芳子はさっきの訳の解らぬ不安をまた思ひ出した...
原民喜 「稲妻」
...そのころ、山岸の別荘はお祖父さんの別荘と庭つづきになっていたので、弟の芳夫は、じぶんの家のように出入りをしていたが、カオルは別荘の奥にしずまって、ヴァイオリンをひいたり、ドイツ語の教師をとったり、たいへんな澄ましかただった...
久生十蘭 「あなたも私も」
...びつくりして飛び起きてお芳はそこらを見廻した...
水野仙子 「四十餘日」
...早急のことゝて母親もお芳も少からず狼狽して...
水野仙子 「四十餘日」
...ね三芳君?三芳 どうも...
三好十郎 「猿の図」
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