...最近、鏡花風月な生活を送っている...
...彼女の美しさはまさに鏡花風月だ...
...日本人は鏡花風月の美意識があると言われる...
...この旅館は鏡花風月の雰囲気が漂っている...
...彼は詩歌に鏡花風月をよく取り入れる...
...掘りつゞけてゐる泥蓮・風をあるいてきて新酒いつぱい・寺があつて墓があつて梅の花風が出てきて冬が逃げる雲の一ひら二ひら・水底しめやかな岩がある雲のふかいかげ・ちかみちは春めく林の枯枝をひらうてもどる・夜あけの葉が鳴る風がはいつてくる明日から...
種田山頭火 「其中日記」
...雲山烟水実ニ双美ノ地ヲ占メ、雪花風月、優ニ四時ノ勝ヲ鍾(アツ)ム...
永井荷風 「上野」
...松の花風に従つて飛ぶこと烟の如し...
永井荷風 「断腸亭日乗」
...芒花風になびき鵙始めて啼く...
永井荷風 「断腸亭日乗」
...茶烟軽落花風(さえんかろくひるがへるらつかのかぜ)...
永井壮吉 「偏奇館吟草」
...その事を材料にして鏡花風の小説を書かうと言つてゐました...
永井荷風 「来訪者」
...わたしは白井が鏡花風の小説をつくつたと云ふ事をきゝ...
永井荷風 「来訪者」
...夏の草なればにや矢車のみひとりいつまでも心強げに見ゆれば朝ごとに一つ二つと減り行くに何が殘らむ矢車の花俛首れてわびしき花の斗菜(をだまき)は萎みてあせぬ矢車の花風邪引きて厭ひし窓もあけたればすなはちゆるゝ矢車の花快き夏來にけりといふが如まともに向ける矢車の花五月十日...
長塚節 「長塚節歌集 下」
......
萩原朔太郎 「郷愁の詩人 与謝蕪村」
...春情学び得たる浪花風流(なにわぶり)の少女と道連れになり...
萩原朔太郎 「郷愁の詩人 与謝蕪村」
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正岡子規 「俳人蕪村」
...屋のつまに女(おみな)をとこに逢ひたる前に梅花風に従ひて男の直衣(のうし)の上に散りかかりたるに...
正岡子規 「墨汁一滴」
...砕花風人の労を多として...
吉川英治 「随筆 新平家」
...「いや、ありますともさ」と、砕花風人は、運転手君に風を切らせ「さ、降りるんですよ、ここ、ここ」と大倉山下の宵の人を避けて立つ...
吉川英治 「随筆 新平家」
...カアルトン・バアの青い給仕人の花風病の体温...
吉行エイスケ 「飛行機から墜ちるまで」
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