...花梗(かこう)のみ...
岡倉覚三 村岡博訳 「茶の本」
...四五尺の偉大な花梗(くわかう)が出て花をつける...
林芙美子 「浮雲」
...花梗は自然に下へ曲り...
林芙美子 「浮雲」
...元来花托とは花梗(かこう)の頂端で萼...
牧野富太郎 「植物一日一題」
...その花梗末に一輪の花が着いているだけのことになっていて...
牧野富太郎 「植物一日一題」
...この花梗はじつは今年出た葉腋にあってその頂に一芽を有する今年生の極く短い短枝(学術語)の側面にある苞腋(この苞は逸早く謝し去り花の時にはない)から発出しているのである...
牧野富太郎 「植物一日一題」
...しかし中にまじって花梗に枝をうち...
牧野富太郎 「植物一日一題」
...花梗をよくよく注意して検してみると...
牧野富太郎 「植物一日一題」
...その花梗にさらに枝梗が出るはずだと想像することは敢て難事でもあるまいが...
牧野富太郎 「植物一日一題」
...その花梗はツンとして強く立っており...
牧野富太郎 「植物一日一題」
...美花を開き花弁は多少相重なり花梗は長いので花が小枝から垂れて咲いていて垂糸海棠の名は最も相応(ふさわ)しい...
牧野富太郎 「植物記」
...いわゆる(かんたん)(蕾(ばいらい)の時をかく言うともいう)は長き花梗を有し...
牧野富太郎 「植物記」
...花梗は葉柄とその形状大小が同じで...
牧野富太郎 「植物記」
...かくの如く葉もなくただその上に花ばかりある花梗をば学問上ではと称えます...
牧野富太郎 「植物記」
...これはすなわち花梗の頂に二ないし五花許(ばかり)集りて開くもので...
牧野富太郎 「植物記」
...すなわち花梗(かこう)の末端(まったん)を食っていることになるが...
牧野富太郎 「植物知識」
...其時妻が咀ふて今に其橋花梗の如く動遙する...
南方熊楠 「人柱の話」
...花梗がぬきん出てくると...
横瀬夜雨 「五葉の松」
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