...此花亭で舞扇を買った...
...夕方から京橋の開花亭で鉱毒質問提出者及び賛成者の会合が催されるはずで...
大鹿卓 「渡良瀬川」
...なぜ落語などを聴きに行きたがったのか?染井の森から御苦労になけなしの金をこしらえて神田の立花亭のヒル席に出かけたものだ...
辻潤 「ふもれすく」
...屡々見学にかよひつづけてゐたころの深川の永花亭...
正岡容 「東京万花鏡」
...(昭和七年四月、神田立花亭、初めて古風な蝋燭仕立ての会をせし時)口上薫風五月夏祭、神田祭を今ここに、寄席へうつして短夜を、花万灯や樽神輿、さては揃いのだんだら浴衣、神器所(みきしょ)の灯火眩ゆくも、いや眩くも千客万来、未曾有の評判得させたまえと、立花亭主になり代わって「祭の夕」の軒提灯にあかあかと灯をさし入れるは、昭和戯作者の末座につらなる...
正岡容 「寄席行燈」
...同じ頃神田立花亭主人大森君は...
正岡容 「わが寄席青春録」
...正蔵君とはそれぞれ神田の立花亭で...
正岡容 「わが寄席青春録」
...浪曲界の元老浪花亭峰吉を実父に...
正岡容 「わが寄席青春録」
...安中(あんなか)侯節山板倉勝明撰の墓碑銘に、忠次郎の道号として、豊洲、花亭、醒翁、詩癡、又括嚢(くわつなう)道人が挙げてある...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...吉野から江戸の岡本花亭に詩を寄せた...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...これは花亭が書を上(たてまつ)つて職を罷めた三月であつた...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...花亭の文は竹柏園の蔵儲に係る尺牘で...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...それは花亭の書牘に見えてゐるものであつた...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...花亭は壬午九月四日に「去年福山侯の聘に応じ解褐候」と云つてゐる...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...しかし花亭の語は詳(つまびらか)でなかつた...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...花亭は解褐の年即東徙(とうし)の年となしてゐたが...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...一その藩に伝わっている「杏花亭筆記(きょうかていひっき)」という書物には...
山本周五郎 「桑の木物語」
...同じ「杏花亭筆記」にある彼の祖父の記事を...
山本周五郎 「桑の木物語」
...杏花亭はただ「町家」と記しているが...
山本周五郎 「桑の木物語」
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