...嵯峨(さが)やおむろの花ざかり...
泉鏡花 「薄紅梅」
......
上村松園 「画筆に生きる五十年」
...全くこれは人生の花ざかりであると感じました...
上村松園 「作画について」
...「弥生は御室の花ざかり」を一番最初に舞わされたのであったが...
谷崎潤一郎 「細雪」
...・いつも十二時の時計の下で寝かされるいちにち雨ふり故郷のこと考へてゐた夕闇の猫がからだをすりよせる牛がなけば猫もなく遍路宿で・餓えて鳴きよる猫に与へるものがないどうやら霽れるらしい旅空・尿するそこのみそはぎ花ざかりけふまでまとまらなかつたものがこれだけまとまつた...
種田山頭火 「行乞記」
...・ききようかるかやことしの秋は寝床がある・日が暮れて夜が明けてそして乞ひはじめる(行乞)・風が吹きぬける風鈴と私・いちぢくにからまつたへちまの花で人を待つこれから露草の花ざかり・何もしないで濡タオルいちまいのすゞしさよ・死んだまねして蜘蛛はうごかない炎天・青葉がくれの...
種田山頭火 「行乞記」
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種田山頭火 「草木塔」
...・さざなみの島はまことに菜の花ざかり涙ながれて春の夜のかなしくはないけれど・春風のうごくさかなを売りあるく春は船でとんだりはねたりテープうつくしく春のさざなみ残月余生四月五日晴れたり曇つたり...
種田山頭火 「旅日記」
...田は紫雲英(れんげそう)の花ざかり...
徳冨健次郎 「みみずのたはこと」
...あの時の男女は惜しい花ざかりでした...
中里介山 「大菩薩峠」
...それらのアカシアの花ざかりだった頃は...
堀辰雄 「美しい村」
...村家の近くには林檎や梨の木が丁度花ざかりであつた...
堀辰雄 「姨捨記」
...蕎麦の花ざかりのなかを...
堀辰雄 「炉辺」
...その花ざかりの木を前景にして...
堀辰雄 「爐邊」
...ちょうどその当日に早すぎずおそすぎず花ざかりというふうに作らなければならないので...
マロ Malot 楠山正雄訳 「家なき子」
...さても御無事(ごぶじ)で長道中あがりや西京花ざかり...
水谷まさる 「歌時計」
...いまやここも団地とダンプカーと新工場建設などの花ざかりで...
吉川英治 「随筆 私本太平記」
...彼女のうえに蔽いかぶさっている花ざかりの林檎のぎっしり茂った枝ごしに...
神西清訳 「ムツェンスク郡のマクベス夫人」
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