...芯の先には大きな丁子(ちょうじ)ができて...
有島武郎 「星座」
...その火はアルコール・ランプの芯(しん)に近づいた...
海野十三 「ふしぎ国探検」
...案山子の芯に使ってしまったのだからね」「変だね...
江戸川乱歩 「黄金仮面」
...エリザベスは芯は強壮な女だったということである...
リットン・ストレチー Lytton Strachey 片岡鉄兵訳 「エリザベスとエセックス」
...芯(しん)が藁(わら)で出来ている西洋人形の腕に注射しているのを...
谷崎潤一郎 「細雪」
...芯の問題を離れて...
豊島与志雄 「或る夜の武田麟太郎」
...後はアルコール・ランプの芯(しん)をかき立てた...
豊島与志雄 「反抗」
...入れ毛や芯(しん)などを用いて髷(まげ)や鬢(びん)をふくらすことをせず...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...「芯(しん)を止めた竹を切るんだ」上から平次...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...こめかみと鼻の芯(しん)がじいんと痛くなる...
林芙美子 「新版 放浪記」
...あした局へ行って、一番に送ってあげよう、帯芯の中には、さゝけた壱円札が六七枚もたまっている、貯金帳は、出たりはいったりで、いくらもない...
林芙美子 「放浪記(初出)」
...ちかが丁字になった灯芯を切っている...
久生十蘭 「奥の海」
...私は蝋燭の芯を剪(き)つて...
ブロンテイ 十一谷義三郎訳 「ジエィン・エア」
...芯から怒っている...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「謎の四つ指」
...芯からの逞しさや...
松濤明 「ピークハンティングに帰れ」
...心の芯(しん)を割れば...
吉川英治 「大岡越前」
...油ボロを芯(しん)に枯れ葉などを仕込んだ竹編みの火焔玉やら...
吉川英治 「私本太平記」
...桔梗(ききょう)の芯(しん)に朝ごとの露が美しくなると...
吉川英治 「親鸞」
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