...頭の芯がじーんと痛くなり...
佐野昌一 「虫喰い算大会」
...芯から恐がっているらしく...
江戸川乱歩 「江川蘭子」
...はじめはがつがつと噛(かじ)って半分はだかの芯をほうり出す...
ソーロー Henry David Thoreau 神吉三郎訳 「森の生活――ウォールデン――」
...頭の芯(しん)は重だるく...
田中英光 「オリンポスの果実」
...芯(しん)が丈夫な雪子だからこそ堪えているものの...
谷崎潤一郎 「細雪」
...何処か頭の芯(しん)の方がくたびれていながら...
谷崎潤一郎 「細雪」
...新しいハナヲが夕方は芯ばかりになつて居たといふやうなお話をよく聞きますので私は少しハナヲを作る事を研究して見ようと思ひたちまして...
土井八枝 「隨筆 藪柑子」
...彼は確かな芯を持っていた...
豊島与志雄 「或る夜の武田麟太郎」
...枕許には、水差しと湯呑、それに、有明の行燈(あんどん)が一つ、一本燈芯で、薄明く灯(つ)いてゐるといつた寸法でした...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...そうしていれば頭の芯まで冷えるでしょうが...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...燈芯(とうしん)のやうにフツと切れます...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...柔かいやうで芯(しん)があつて...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...私は蝋燭の芯を剪(き)つて...
ブロンテイ 十一谷義三郎訳 「ジエィン・エア」
...芯から激しくすすり泣いている...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「真劇シリーズ」
...ななえはその見え透いた社村のいちやつきを烈しい芯(しん)のある應へで...
室生犀星 「渚」
...初めの拳で頭の芯(しん)が痺(しび)れ...
山本周五郎 「ちくしょう谷」
...伐ってみると芯(しん)はがらん洞になっている...
山本周五郎 「ひとでなし」
...躯の芯(しん)から精のぬけてゆくことが...
山本周五郎 「樅ノ木は残った」
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