...無事芝浦埠頭(しばうらふとう)に着いた...
海野十三 「東京要塞」
...二十日に芝浦海水浴の芝浦亭で有志の相談会をひらいた...
大鹿卓 「渡良瀬川」
...協同親和会を中心とした三十余名が芝浦亭に会合した...
大鹿卓 「渡良瀬川」
...(昭和十年十月十五日)*聯合艦隊が芝浦(しばうら)に集合して...
寺田寅彦 「柿の種」
...鷲尾も参加した芝浦の工場街で「原価販売」の売場の場景だった...
徳永直 「冬枯れ」
...昨年十一月二十一日東京芝浦自動車ホテルで發表するまで一臺も製作出來なかったのです...
豊田喜一郎 「トヨタ自動車一周年を迎へて」
...そこで一夕僅に親族だけを芝浦の某亭(名を忘れた)に案内して小賀宴を開いた...
内藤鳴雪 「鳴雪自叙伝」
...芝浦(しばうら)の月見も高輪(たかなわ)の二十六夜待(にじゅうろくやまち)も既になき世の語草(かたりぐさ)である...
永井荷風 「日和下駄」
...芝浦あたりへ舟を同じうして...
中里介山 「大菩薩峠」
...その足ですぐ芝浦から品川へ廻りました...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...大川から芝浦、洲崎(すさき)へかけて、あんなにたくさん船が居るから、どれが抜け荷を扱う親船だか見当の付けようはねえ」「弱ったなア、――この葛籠(つづら)の中はどんなもんで」「お前入ってみるか」「親分は?」「菰(こも)の中へ隠れよう、水垢(みずあか)で少しジメジメするが」平次とガラッ八がどうやらこうやら身を隠した時、曲者二人は帰って来ました...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...ガックン首を振って長い事芝浦までゆられた...
林芙美子 「放浪記(初出)」
...遙か芝浦の方へ路が通じてゐる...
原民喜 「街の断片」
...「……僕は電話口で芝浦にT三五八八の自動車が……という巡査の慌てた声を聞いた瞬間にそう思ったよ...
夢野久作 「暗黒公使」
...メキシコ石油商会の競走用モーターボートをお買求めになって芝浦にお廻しになるのと一緒に...
夢野久作 「暗黒公使」
...ボールと八卦芝浦にレツスン倶樂部があつた頃である...
吉川英治 「折々の記」
...「武州の芝浦といえば?」所もつい先頃まで...
吉川英治 「宮本武蔵」
...寄進札の中にある武州芝浦村の奈良井の大蔵というのは何日(いつ)ここへ登山したのか...
吉川英治 「宮本武蔵」
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