...大空の果の真赤の雲の間には光芒四射する太陽が一つあって流れ動く金の玉のごとく...
魯迅 井上紅梅訳 「不周山」
...つい/\と黄の走りつつ枯芒(かれすすき)風の夜の灯(ともしび)うつる水溜(みずたまり)十一月十九日 下山霜山招宴...
高浜虚子 「六百句」
......
高村光太郎 「智恵子抄」
...晩秋の夕陽が芒(すすき)の穂や雑木(ぞうき)の枝に動いていた...
田中貢太郎 「草藪の中」
...秋は芒(すすき)の穂を眺めて...
永井荷風 「日和下駄」
...其(その)麥(むぎ)や芒(すゝき)の下(した)に居(きよ)を求(もと)める雲雀(ひばり)が時々(とき/″\)空(そら)を占(し)めて春(はる)が深(ふ)けたと喚(よ)びかける...
長塚節 「土」
...落人(おちゅうど)は戦(そよ)ぐ芒(すすき)に安からず...
夏目漱石 「虞美人草」
...一軒家姉は 男にだまされた野中(のなか)の一軒家のきりぎりす機場(はたば)に売られた妹はとんがらがん とんがらがん暮してる姉は 男にだまされた野中の一軒家のきりぎりす青い芒(すすき)に降る雨はちんちりりん ちんちりりん降りました...
野口雨情 「別後」
...生姜畑枯れ山の芒(すすき)ア穂に出てちらつくが赤い畑の唐辛(たうがらし)帯にしめよか襷(たすき)にしよかどうせ畑の唐辛石を投げたら二つに割れた石は磧(かはら)で光つてる安(やす)が女房(にようぼ)の連ツ子はしよなりしよなりともう光る生姜畑の闇の晩背戸へ出て来て光つてる...
野口雨情 「別後」
...芒が暖かさうに秋の強い日射しを受けて真綿のやうに光つて居る...
平野萬里 「晶子鑑賞」
...槍立てゝ通る人なし花芒三島(みしま)の町に入れば小川に菜を洗う女のさまもややなまめきて見ゆ...
正岡子規 「旅の旅の旅」
...ぽーんと芒(すすき)の中から蹴鞠(けまり)が空へとび上がって...
吉川英治 「江戸三国志」
...客星の光芒(こうぼう)弱く...
吉川英治 「三国志」
...ソノ流レ来ルトキハ光芒(コウボウ)大ニシテ...
吉川英治 「三国志」
...あやしきばかりな光芒をおびていた...
吉川英治 「三国志」
...誰にも明かされません」若(わか)い群(むれ)一いちめん芒(すすき)の穂(ほ)であった...
吉川英治 「源頼朝」
...五芒星形のモチーフが遍在しているのは...
H. P. ラヴクラフト H.P.Lovecraft The Creative CAT 訳 「狂気の山脈にて」
...気違いじみた五芒星形の塚の上の点も同様につけられたのかもしれない...
H. P. ラヴクラフト H.P.Lovecraft The Creative CAT 訳 「狂気の山脈にて」
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