...青白い光芒(こうぼう)を持った照空灯が...
海野十三 「空襲葬送曲」
...少し早いやうでやすがもう秋にしますかな芒はどうでせう」と言つて増田の出した半紙を一枚取つてそれを二つに折り...
高濱虚子 「俳諧師」
...芒(すすき)の穂なども伸びて...
徳田秋声 「縮図」
...蔦の葉模様の襖に芒と映ってるきりで...
豊島与志雄 「反抗」
...芒(すゝき)で裂(さ)いたやうに口(くち)をぎつと閉(と)ぢて畢(しま)つた...
長塚節 「土」
......
長塚節 「長塚節歌集 中」
...其聲必ず松の木に在るをもて人は松に居る毛虫の鳴くなりといふうらゝかに楢の若葉もおひ交る松の林に松蝉の鳴く青芒しげれるうへに若葉洩る日のほがらかに松蝉の鳴く莢豆(さやまめ)の花さくみちの静けきに松蝉遠く松の木に鳴く松蝉の松の木ぬれにとよもして袷ぬぐべき日も近づきぬ二十三日...
長塚節 「長塚節歌集 中」
...落人(おちゅうど)は戦(そよ)ぐ芒(すすき)に安からず...
夏目漱石 「虞美人草」
......
野口雨情 「螢の燈台」
...霧のような美しい光芒(こうぼう)を散らしていた...
林芙美子 「新版 放浪記」
...穂芒や琵琶の運河を我は行く前は粟田の裏山にして大正十二年仲秋の月を石山に賞し疏水に舟を浮べて京に入られた時の作...
平野萬里 「晶子鑑賞」
...ぼんやりと光芒がただれて...
北條民雄 「青い焔」
...萩芒というのは祝の日か何かで...
柳田国男 「木綿以前の事」
...ここも芒(すすき)が一年増しに根を張って来て...
柳田國男 「野草雑記・野鳥雑記」
...芒(すすき)と露ばかりな武蔵野の一路をたどって来る佳人(かじん)があります...
吉川英治 「江戸三国志」
...客星の光芒(こうぼう)弱く...
吉川英治 「三国志」
...瑞気(ずいき)ある光芒(こうぼう)が立ち昇っている」と...
吉川英治 「三国志」
...五芒星形から始まって三角形...
H. P. ラヴクラフト H.P.Lovecraft The Creative CAT 訳 「狂気の山脈にて」
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