...懐中電灯の光芒(こうぼう)が...
海野十三 「夜泣き鉄骨」
...すぐ左側の小高い場所に去来の芒塚といふのがある...
種田山頭火 「行乞記」
...長い光芒を夜の闇(くらやみ)に曳いて行つた...
田山録弥 「波の音」
...芒(すすき)の穂なども伸びて...
徳田秋声 「縮図」
...兩方から小徑を埋めて傾いた芒の穗を蓙ですつて行く...
長塚節 「佐渡が島」
...芒(すゝき)で裂(さ)いたやうに口(くち)をぎつと閉(と)ぢて畢(しま)つた...
長塚節 「土」
...やがて太陽は光芒一箭...
藤島武二 「画室の言葉」
...花や芒(すすき)の葉のような自然物を...
柳田国男 「海上の道」
...芒(すすき)の原に掩(おお)われた小山の背面からは...
横光利一 「日輪」
...残った一団を引きつれて斜に火の消えた芒の原を突き破って現れた...
横光利一 「日輪」
...芒(すすき)とそよぐ刃(やいば)をさげて...
吉川英治 「神州天馬侠」
...謙信の存在はなお北斗(ほくと)のような光芒(こうぼう)を燦(さん)として持っていた...
吉川英治 「新書太閤記」
...芒(すすき)はのびて...
吉川英治 「野槌の百」
...先端が欠けた五芒星形に類似し内側の角及び中心部表面に割れ目...
H. P. ラヴクラフト H.P.Lovecraft The Creative CAT 訳 「狂気の山脈にて」
...まず気違いじみた五芒星形の雪の塚の列を撮影しこれを暴いた...
H. P. ラヴクラフト H.P.Lovecraft The Creative CAT 訳 「狂気の山脈にて」
...貨幣として刻印を持つ小型で平べったい五芒星形をしたチップを用いていた...
H. P. ラヴクラフト H.P.Lovecraft The Creative CAT 訳 「狂気の山脈にて」
...夕日さす枯野が原のひとつ路わが急ぐ路に散れる栗の実音さやぐ落葉が下に散りてをるこの栗の実の色のよろしさ柴栗の柴の枯葉のなかばだに如かぬちひさき栗の味よさおのづから干て搗栗(かちぐり)となりてをる野の落栗の味のよろしさこの枯野猪(しし)も出でぬか猿もゐぬか栗美くしう落ちたまりたりかりそめにひとつ拾ひつ二つ三つ拾ひやめられぬ栗にしありけり芒の中の嶮しい坂路を登りつくすと一つの峠に出た...
若山牧水 「みなかみ紀行」
...ひと夜寝てわが立ち出づる山かげのいで湯の村に雪降りにけり起き出でゝ見るあかつきの裏山の紅葉の山に雪降りにけり朝だちの足もと暗しせまりあふ狭間の路にはだら雪積み上野と越後の国のさかひなる峰の高きに雪降りにけりはだらかに雪の見ゆるは檜の森の黒木の山に降れる故にぞ檜の森の黒木の山にうすらかに降りぬる雪は寒げにし見ゆ昨日の通りに路を急いでやがてひろびろとした枯芒の原...
若山牧水 「みなかみ紀行」
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