...腰抜け漢(め)!」「何?」気色立(けしきだ)つ双方の勢いに酔(え)いもいくらかさめし山木はたまり兼ねて二人(ふたり)が間に分け入り「若旦那も...
徳冨蘆花 「小説 不如帰」
...もしや我身(わがみ)の追手(おつて)かと………又(また)しても軽いバタ/\が聞(きこ)えて夢中になつて声をかける見物人のみならず場中(ぢやうちゆう)一体が気色立(けしきだ)つ...
永井荷風 「すみだ川」
...もしや我身(わがみ)の追手(おって)かと……またしても軽いバタバタが聞えて夢中になって声をかける見物人のみならず場中(じょうちゅう)一体が気色立(けしきだ)つ...
永井荷風 「すみだ川」
...各さては彼我を殺すつもりと気色立ったが獅心中に虎は我より弱きに我を殺さんと思い立つとは不思議だ...
南方熊楠 「十二支考」
...軍は負け色立つと見るや鉄の針鼠を無数に繰り出して縦横に血の軌(わだち)をえがき...
吉川英治 「三国志」
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