...腹が減った……)と色気のない声を出して...
泉鏡花 「唄立山心中一曲」
...」主税は色気のない大息ついて...
泉鏡花 「婦系図」
...これはまた見るからに色気のない楕円形(だえんけい)のスポンジがつるしてある横に...
高見順 「如何なる星の下に」
...色気のない田舎娘...
田山花袋 「トコヨゴヨミ」
...まだ商売をしている時分から色気のないくらい白粉気(おしろいけ)の少い女であったが...
近松秋江 「霜凍る宵」
...色気のない束髪に結って...
近松秋江 「霜凍る宵」
...色気のない叔母は...
徳田秋声 「足迹」
...色気のない泣き方であるだけ...
中里介山 「大菩薩峠」
...「色気のない人じゃございませんか...
夏目漱石 「吾輩は猫である」
...「何という色気のない顔をするんだ...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...二人並んでブラ下がるような色気のない事はしないだろう」「並んでヘドを吐くのもいい図じゃないぜ」「近いところは浜町河岸か両国だ...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...「色気のない野郎だな...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...一方から言えば甚だ色気のない次第...
正岡子規 「病牀苦語」
...色気のない月奴は機嫌買ですねている...
Johann Wolfgang von Goethe 森鴎外訳 「ファウスト」
...色気のないいたいけな少女だとは思つていても...
吉井勇 「雑魚寝」
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