...疲れて血色が悪いと言うと「大丈夫?血色悪いね、ちょっと休憩しようか?」...
...駐屯軍の旗色悪しという報告が来た...
リットン・ストレチー Lytton Strachey 片岡鉄兵訳 「エリザベスとエセックス」
...気色悪い慈悲へと変わった...
C. スミス C. Smith The Creative CAT 訳 「いえ、いえ、ラゴーフにはもう!」
...気色悪(わ)るそうにしていたが...
徳永直 「あまり者」
...色悪と当時称せられた姦淫が事件の裏に秘(ひそ)んでいるのに極まっていた...
直木三十五 「大衆文芸作法」
...俺が色悪(いろあく)を買って出るようなものだ」「まあ...
中里介山 「大菩薩峠」
...あれで色悪(いろあく)にはなっているが...
中里介山 「大菩薩峠」
...評判の色悪(いろあく)の公卿(くげ)さんに籠絡(ろうらく)されてしまって...
中里介山 「大菩薩峠」
...美男で色悪(いろあく)な若侍とは言えまい...
中里介山 「大菩薩峠」
...どんな業(わざ)をしたか知れたものじゃありません」万次――弱そうな色悪(いろあく)の万次は...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...どう見ても西洋の色悪といったところ...
久生十蘭 「魔都」
...包帯だらけの顔を見た、東宝の一事務員曰く、「ロッパとホウタイ」僕曰く、「ロッパのトビヒメサマ」四月十八日(木曜)今朝も、口を洗ひ、眼を拭いたゞけだ、気色悪し...
古川緑波 「古川ロッパ昭和日記」
...「憎くねえ奴だなあ」何とも云へないその色悪(いろあく)らしい...
正岡容 「吉原百人斬」
...この扇ひとつでも何かその人らしい色悪(いろあく)らしい姿が浮かび上がってくるから妙である...
正岡容 「我が圓朝研究」
...とにかく権太は菊五郎が一世に名を擅(ほしいまま)にせる色悪(いろあく)を代表すべきほどのものにて...
三木竹二 「いがみの権太」
...一体色悪(いろあく)というよりは...
三宅花圃 「藪の鶯」
...主人の旗色悪しとみたので...
吉川英治 「三国志」
...信長公の御気色悪しきためならば...
吉川英治 「新書太閤記」
...お十夜の色悪(いろあく)な...
吉川英治 「鳴門秘帖」
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