...他の職人は瓶のコルクの下部に美しい赤色をつけて...
フレデリック・アークム Fredrick Accum 水上茂樹訳 「食品の混ぜ物処理および調理の毒物(1820)」
...虹が色をつけてやつたやうに...
アンリイ・ファブル Jean-Henri Fabre 大杉栄、伊藤野枝訳 「科学の不思議」
...白描に色をつけては悦んでいました...
上村松園 「あのころ」
...いささか淡(あわ)い色をつけてくれたに過ぎない...
海野十三 「『地球盗難』の作者の言葉」
...そばにあつたクレイヨンで色をつけてから...
小穴隆一 「二つの繪」
...白い木地は銅色に色をつけてあったと記憶します...
高村光雲 「幕末維新懐古談」
...これが出ると主僧の顔はにわかに生々した色をつけてきた...
田山花袋 「田舎教師」
...だが言わせてもらえば、僕のささやかな冒険の大半に、色をつけている...
アーサー・コナン・ドイル Arthur Conan Doyle 大久保ゆう訳 「赤毛連盟」
...それに愛国心の色をつけてわれわれのうちに広めようとするのは...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...当時のいわゆる急進派新聞に高遠な宇宙形成論の色をつけていたジョゼフ・ド・メーストルを頭(かしら)とする神秘派は...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...あとから加える水に色をつけておけばよさそうにも思われるが...
中谷宇吉郎 「雪の化石2」
...近来は小麦粉に色をつけて胡魔化しているのが多いのであります...
村井政善 「蕎麦の味と食い方問題」
...それへ代書屋が内儀さんを突っついて何んとか色をつけて貰おうと焦せる...
矢田津世子 「神楽坂」
...沼の小径に円く並んだ紫陽花の莟がほんのり色をつけていて...
横光利一 「旅愁」
...見えるものに色をつけてしまう...
和辻哲郎 「歌集『涌井』を読む」
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